夭折したトランペッター Booker Little の生前の姿をとらえた写真は非常に少ない。ましてや動画など残されていないだろうと思っていたけど、YouTubeで見つかった。
Max Roach Quintet が1958年のテレビ番組に出演したときの映像らしい。おそらくこれが世界でただひとつの映像。カメラがリトルの姿をほとんどとらえていないのが残念だが、彼の美しく悲しいトランペットの音色は堪能できる。
ブッカー・リトルは1961年に23歳で亡くなっている。
「please をつけても命令形は命令形です。気をつけましょうね」という英語にまつわる言い古された話がときおり話題になる。これ、半分正しくて半分間違いなんだけど、誤解してる人が多いような気がする。
以下は「STEP -日本英語検定協会- | 英検の試験問題 | 2級の試験問題」の2009年度第1回リスニング問題からの引用。音声のリンクは http://www.eiken.or.jp/listening/grade_2/200901/mp3/2Q-all.mp3
Excuse me, is there someplace to buy a cold drink in this gym?
Yes, there is a juice bar on the first floor, or you could just use the vending machines.
Great. I'll use the machines. Where are they?
They're next to the pool entrance. Just go down this hall and turn left at the end. You'll see them there.
おそらくスポーツジムでの会員と受付係の会話。受付の人が "Just go down this hall and turn left at the end." と言っている点に注目。お客様に対して命令するなんてトンデモない?
手がふさがっていてクルマのドアを開けてもらいたい部下が会社の上司に対して "Open the door, please." と言ったら礼を失する可能性が高い。しかしそうでない場面もある。スポーツジムの受付の人が会員に対して "Just go down this hall and turn left at the end." と言うことが許されるのはなぜかというと、これは会員に対する頼みごとじゃないから。
金曜日夕方の会社。みんなが帰宅する場面を思い浮かべる。上司に対して部下が "Could you have a good weekend?" などと言いいますか? "Have a good weekend." でじゅうぶん。頼みごとではないから失礼ではない。
「嫁の飯がまずい。離婚する!」と憤慨してる顧客に弁護士が "Could you possibly take it easy?" なんて言ったら笑われる。普通は "Take it easy." だぜ。
そもそも英語には命令形なんてない。命令法ならあるけどね。英語には直説法と仮定法(または接続法)と命令法という3つの法 (mood) がある。命令法を「命令形」と呼んじゃう男の人って仮定法を「仮定形」と呼ぶのかなぁ。
影響力がある人たちはもう少し説明の仕方に気を配ったほうがよい。「日本の教科書ではよく習うけど、実際にはほとんど使わないのが命令形です」という金融日記さんの説明を文字どおり信じてしまう人たちだっているんだ。どういう場面なら命令法を使えるのか詳述すべきだ。英語に詳しい人なら行間を読めるだろう。しかし行間を読めない人だっている。重箱の隅をつついてる気がしてきたので今日はここまで。
3週間ほど前にTwitter始めてから140文字以上の文章書けなくなりつつあるけど、まあ、いいや。以下、楽しいと思ったこと。
ここ数ヶ月Firefoxの起動が非常に重かった。もっさりしてた。原因がわかった。bbs2chreader だった。ログを削除したらFirefoxの起動がだいぶ速くなった。
初期設定でbbs2chreaderのログはここに保存されていく。
C:\Documents and Settings\____\Application Data\Mozilla\Firefox\Profiles\____.default\bbs2chreader\logs
中身をテキストエディタで開いた。「なんとか.dat」と「なんとか.idx」。恥ずかしながらこれらがWebページのキャッシュであることを初めて知った。logs フォルダのサイズを調べた。そしたら、アンタ、それが笑っちゃうぐらい巨大なんだわ。

533MBですか、そうですか。
logs フォルダの中にあるフォルダとファイルを全部削除した。Firefoxの起動がクリーンインストールしたころの速度に戻った。
Firefox本体の設定で browsing history を 0 days にしていても、bbs2chreaderのキャッシュ(ログ)はずっと残る。放っておけば膨れ上がる一方だ。2chで大々的に工作活動したら手動でキャッシュを削除すべし。
最近Twitter始めたんだけどブログとの両立がこんなに厳しくなるとは思わなかった。何かを書きたい、という欲求が満たされてしまうんだろうね、あの140文字の中で。
長文はもちろんブログでしか書けないわけで、内容が濃いエントリの下書きを密かに書いてるんだけど、うまくまとまらない。
中学生のころは英語の単語など1回見ただけで覚えてしまったもんだ。綴りはletterの集合ではなくimageとして記憶するから滅多に間違えない。脳の記憶を司る部分がスポンジの如く情報を吸い込む。やがて脳の若々しさが失われるにつれてスポンジの弾力が低下していく。
一度習った英単語をすぐ忘れてしまう最大の原因は、それをふたたび聞くことが稀だからだと思う。出会う回数が少ない単語ほど忘れやすい。たとえば最近オイラが習った語彙が inherit だった。数日後にはその意味を忘れた。しかしさらに数日後、automatic dialing が引き起こす無言電話被害を伝えるBBCの "Learning English - Words in the News - Silent phone calls" と "Tackling silent calls ? Ofcom" を読み、Ofcom ってどういう団体だろう、と思い、Wikipediaで調べたら inherit に遭遇した。
(bold指定は引用者)
The Office of Communications (Welsh: Y Swyddfa Gyfathrebiadau) or, as it is more often known, Ofcom, is the independent regulator and competition authority for the communication industries in the United Kingdom. Ofcom was initially established in the enabling device, the Office of Communications Act 2002, but received its full authority from the Communications Act 2003. At this point, technical standards regulation seems to have disappeared from the regulatory landscape.
On 29 December 2003, Ofcom inherited the duties that had previously been the responsibility of five regulatory bodies
【Ofcom - Wikipedia, the free encyclopedia】
inherit の意味はかすかに覚えている。だから文脈からこの語彙の意味を推測できた。滅多にないけど、こういう瞬間はうれしいね。こうやって記憶は定着していく…はず。
さらにTwitterから生きた例文を引っぱってくることでおなじみのオンライン英英辞典 Wordnik で inherit の出現頻度を調べる。
You can expect to see this word about once a week.
【Inherit definitions and example sentences on Wordnik】
Wordnikの言うとおりオイラは週に1回の割合でこの単語 inherit に遭遇したわけだ。
Wordnikが "You can expect to see this word a few times a day." とする単語があるとする。仮にその単語を全く見かけない日があったら、「アンタ、英語を読む量が少ないよっ!」ということだ。Wordnikのこの記述は英語学習者にとって良い指標になる。

で、鳥挽肉の茹で汁が残るわな。油が浮いている。これはひょっとして鳥のダシがよく出てるかもしれない、と思い、塩などを加え、キノコとワカメのスープをつくってみた。

これが実にうまかった。ちゃんと鳥のダシが出ていた。鳥ガラいらず。あと、やってみたけど、味噌を加えてもいい。つまり味噌汁のダシとしても使える。
Comply Foam Tips で知られる Comply の Whoomp! (ウォンプ!)を買った。パッケージにあるうたい文句は「低反発ポリウレタンComply使用であなたの iPod, iPhone が生まれ変わる!」。本来はiPod付属のインナータイプのイヤフォンをカナル型にする器具らしいんだけど、こいつを AKG の K312P にとりつけた。Whoomp!には余計な穴がある。こいつをセロテープで塞ぐ。大成功♪





AKG K312P が1,500円ぐらいだったかな。Whoomp!が送料込みで約2,000円。合わせて4,000円近くの出費になってしまったけど後悔はしていない。このWhoomp!は口径が合えば他のインナータイプのイヤフォンでも使えるからね。ポリウレタンは取り替えられるのかな。汚くなったらSONYのイヤーチップ EP-EX1 をつけたいけど、つけられるかどうか。あと、やっぱザプラみたいなギボシ改造だよね。
10/26/2009 18:12 の Flash News : DAILY YOMIURI ONLINE のスクリーンショット。上はOpera, 下はFirefox. OSは関係ないと思うけど、いずれもWindowsXP.


Operaでは U.N. の U の font-size が他よりも大きく、font-weight が bold になっている。それに対してFirefoxでは U.N. の U だけでなく後続するピリオドまでがそれらのプロパティの適用を受けている。
CSSを見る。
p.fl:first-letter { font-size: 170%; font-weight:bold; line-height:100%; }
実験してみてわかった。Firefoxはピリオドだけでなくクォーテーションについても同様の解釈をするね。つまりピリオドとかクォーテーションはletterではない、とFirefoxは考えている。不思議なことに、なんかのタイミングでFirefoxは:first-letter擬似要素に対するスタイル指定を無視してしまう。これはバグっぽい。
感想 — IT好きな少年と文学を愛する少女の違いみたいなもんかな。
2007年度第3回英検2級試験のリスニング問題から引用。
A: Haruka, why have you and the other students started studying so much recently?
B: We're studying for our exams to get into high school.
A: High school? Don't you just go to the school near your house? That's what most Americans do.A: ねえ、ハルカ、なぜ君たちは最近勉強を一所懸命やってるの?
B: 高校入試があるから勉強してるの。
A: 高校? 近所の学校に通えばいいんじゃないの? ほとんどのアメリカ人はそうしてるよ。
school または high school の直前に定冠詞 the が来るか、来ないか。person B は "get into high school" と言い、続いて person A が "go to the school" と言っている。
中学校1年生のころの英語の授業で "go to school" という形について、「『学校』という場所、敷地、校舎に行くときは直前に定冠詞 the をつける。それがなければ『学校に通う、学校で勉学に励む』という意味になる」と教わった記憶がある。ぐぐってみればわかるが、「親が何かの用事で子の学校に行くような場合は "go to the school" とします」というインチキ臭い説明をよく見かける。
しかし厳密に言えばその理解の仕方は誤りであることが冒頭の例文からわかる。「学校に通う」という意味でも the を加えていいのだ。例文のような school の直後に near your house が来る事例がそうだ。後述するように、定冠詞 the には「唯一性」「他でもない、あれだよ、あれ」という感覚がある。「他でもない、近所にある学校だよ」。
上記とは対照的な事例を BBC LEARNING ENGLISH から。
This is a highly significant deal reached between the 27 countries in the European Union and South Korea. Trade between the two was worth around $100bn last year.
【Learning English - Words in the News - EU, South Korea free trade deal】
Trade between the two — trade の直前に定冠詞の the が来ない。これはこれで正しい。この文章を "The trade between the two..." としてもいいんだけど、聴き手に感じさせるものが微妙に変化する。
以前にもここで書いたけど、定冠詞 the の語源は that であり、原義は「唯一性」。つまり「あれだよ、あれ」。trade の直前に the がないってことは、聴き手に「あれ」「唯一性」を感じさせないってこと。「他でもない、あの trade」という感触がないってこと。
「あれだよ、あれ」と言いたければ定冠詞 the を使ってよい。漠然とした感覚を出したければ使わない。それだけの話。難しく考える必要はない。