ArtSaltのサイドストーリー

音楽、フリーウェア、WEBサービス、食べものなどに関する日記。トラックバック、コメント歓迎。

"won't" は "will not" の短縮形である、という説明は半分正しく半分誤り

英語の短縮形。たとえば is not が訛って(なまって) isn't になるのは理解できる。they arethey're に変化して結果的に there, their と全く同一の発音になるのもわかる。 would havewould've になるのも不思議ではない。日本語の「愛している」が縮まって「愛してる」に、あるいは「聞いていない」が訛って「聞いちゃいねえ」になるようなものだ。

だが will notwon't という短縮形になる現象は、その発音を考えると、不自然だ。音が単純化して短くなるなら willn't と変化するのが普通だろう。だが willn't という形は存在しない。少なくとも私の知る現代英語にはそんな奇妙な語は存在しない。なぜ will not の短縮形は willn't ではなく won't なのか? この難問を解く非常にわかりやすい語源学的な説明を英語圏の電子掲示板で見かけた。それを一言で説明すると、

willan/wyllan noht/naht → wynnot → wonnot → won't

…という流れだ。(スラッシュは "OR" を意味)。

ただしこれとは別の説明もある。語源学は遠い昔の言語を研究する学問だからいろんな説がある。インド・ヨーロッパ語族の動詞と助動詞は「人称」によって複雑に屈折してきた。その複雑な文法を反映して、

woll not → wonnot → won't

…と推移した、とする説だ。

以下に解説を日本語に翻訳して紹介しておく。

Old Britain map

won't にはちょっと面白くて複雑な歴史があります。 一言で言ってしまえば willnot の短縮形ですが実際にはかなりの回り道を経てこの形になったのです。

古英語 (Old English) において will は動詞 willan/wyllan の形を取りました。意味は現代英語で言う will, wish, want です。古英語でも未来表現で用いられることがありました。古英語の文 "Ic wille gan." の意味は "I want to go." または "I will go." です。どちらの意味になるかは文脈で決まりました。

古英語では否定の表現は以下のように頻繁に短縮された形を取りました。

  • na(w)ðer = nahwæðer = ne + hwæðer
  • neither = not + whether
  • næfre = ne + æfre
  • never = not + ever
  • nabbað = ne + habbað
  • haven’t = have + not
  • We nabbað naðor ne hlaf ne wæter.
  • We have neither bread nor water.

副詞 not は昔は noht であり、もっと昔は naht でした。noht, nahtnawiht (意味は naught, ゼロ、無価値)の関連語であり、本来は in no way (全く…でない)を意味しましたが、ne の強調形として使われるようになりました。次第に naht, noht, ne はいずれもストレスが置かれなくなって他の語と結合しました。この現象を Jespersen's Cycle と呼びます。

これらの事情が合わさって willan の否定の形 wynnot が新たに生まれました。willan の過去形は語の先頭が wold- になります。これは現代英語になると would になります。これらの語の形と関連語の動詞 wol の影響を受けて wynnotwonnot という形を取るようになりました。1500年代後半のことです。

このような経緯を経て現代英語の won't という形が現れたのは1660年代です。これは wonnot の最後の母音が省略された結果です。この種類の短縮形としては won't は初めての事例でした。その後 can't, couldn't, shouldn't などが won't に倣って1700年代までには出揃いました。現代英語では cannot という形が生き残っていますが、それ以外の couldnot, shouldnot などは消滅しました。

その他の短縮形 -'ll-'ve などについて言うと、その歴史は won't と同じぐらい長いんですが、語源学的な説明は won't ほど込み入っていません。しかしここでは詳述を避けます ;)

それと、これは覚えていてほしいのですが、古英語の綴りは現代英語のそれと比べてあまり標準化されていませんでした。同一の語に対して「正しい」とされる綴りはいくつもあったのです。訛りあるいは方言によって「正しい綴り」も変わりました。それゆえに発音と使用法の変化を歴史的に説明することは難しくなることもあります。とはいえ、won't の誕生の歴史的推移は、私が知る限りでは、このようなものであったと言うことができます。

etymology - What is "won't" a contraction of? - English Language & Usage Stack Exchange

これとは別の説明もある。won't の起源は16世紀までは正当な表現であった直説法現在時制1人称の形 "I woll" から来たものであるという。(この形は19世紀まで使われていた)。ここから否定表現 woll not が現れ、 wonnot に変化した。2人称と3人称では wynnot だったが、1人称の wonnot がそれにとって代わり、人称を問わず wonnot になり、最後に2番目の母音が脱落して won't になった、とする説だ。

Do you mean why is it "won't" instead of "willn't"? It comes from the first person present indicative "I woll", which was current even to some extent until the 19th century, but was standard usage in the 16th century. So it is a contraction of "wonnot" which in turn is a contraction of "woll not". The second and third persons were (and of course still are) "will", and originally there was a "wynnot" but "wonnot" won out and replaced it for all persons, at some point in the 16th c.

origin of the negative contraction "won't" for the future tense | WordReference Forums

トレランの走りが予想以上に速くて驚いた

ときどき近くの山々を走っている。アスファルトで舗装されているロードではなく土の道。あるいはトレイル。そういう道を走る。あるいは道なき道を走る。しかしトレランの大会に参加したことはない。先日自分の住んでいる町の里山でトレラン大会が開かれた。現在体調を崩しているので今回は見学だけにしておいた。実際にレースを観戦するのも今回が初めてだ。邪魔にならないようトレイルの脇に立って選手たちの走りを観察した。以下は感想である。

トレイル(松林)

上りも下りも予想以上に速い。たぶん自分が生きているうちにこの大会の上位の人たちに勝つのは無理だろうな。

トレラン専用シューズでなく普通のランニング用のシューズで走る人たちが意外に多かった。

自分は下り坂トレイルを走るとき転倒しないよう短いステップで走る。しかし大会参加者の多くはロードを走るときと同じように長いステップで下り坂を走っていた。それでも転倒する選手はいない。転倒しそうになる者すらいない。

下りでも踵(かかと)から着地する人が結構多かった。かなり速く走っているのに。あれはアキレス腱を痛めるんじゃないかな? それともトレランやる人たちはロードの人たちよりも鍛えているからアキレスは平気?

個人的に一番関心があったのは階段状になった下り坂の走り方。トレランをやる人なら知ってるだろうけど、トレイルの坂っていうのは、巨大な木の根が地上を這ってまるで階段のように連なっている箇所がある。あるいはハードルのように立ちはだかっている場所がある。そういうところを平らなロードを走る要領で普通に全力疾走したら爪先が木の根っこに突っかかって転ぶに決まっている。ところが信じがたいことにこのレースの上位成績者たちは階段状の下り坂をピョンピョンと蛙(カエル)のように軽快に飛び跳ねて私の目の前を次々と通過していったのだ。あのような特殊な地形を躓かずに(つまずかずに)走るコツは腿(もも)を上げることかな。着地したときの脚への衝撃を考えると筋力がよほど強くないとあのような走りはできないと思う。

みんな脹脛(ふくらはぎ)がすごく太いね。あれがランナーの脚なんだろうね。自分の脚はまだまだ細すぎる。もっと鍛えないといかん。

このレースは性別とか年齢別に分かれるわけではなく全員が同じレースに参加する。そして驚くべきことに中学生らしき参加者でも上位の成績に入っていた。成人よりも体重が軽いぶん着地したとき脚が受ける衝撃が弱いから有利なのかもしれない。ランニングは高齢者でも好記録を出せるスポーツであることは広く知られている。そしてトレランは高齢者だけでなく10代前半の子どもでも良い記録を出せる競技かも。

よく「トレランをやる人はハイキングとか登山の人たちとすれ違うときにきちんと挨拶をする人が多い」と言われるけど、そうでもなかったような気がする。まあ、私のことを大会の運営に携わっている人物と勘違いして挨拶の必要性を感じなかったのかもしれないけど。

それにしてもトレランの人たちは速い。下り坂で観戦していると彼らの地響きを立てる走りに圧倒される。トレランに関して昨今よく論争になるのがハイキングや登山などをやっている人たちとの軋轢(あつれき)。自分は「ハイキング・コースを走るな」という意見には決して賛同しないけど、あの凄まじい速度を目の当たりにするとやはり何らかの対策が必要かなと感じた。

来年この大会に参加したいと言いたいところだけど他の人たちと一緒に走って順位を競うのは性に合わないかな。自分にとって走るというのはレースよりも孤独に一人で走ることなので。

ロードを走るマラソンを観戦する人は多いけど、草原を走り回ったり薄暗い森林の中を駆け抜けるトレランのルートまで足を運んで見守る人は非常に少ない。まあ、足場が不安定で泥だらけの道も多いし、一歩足を踏み外せば谷底に転落して死ぬかもしれない場所に観客として行きたがる人はそんなに多くはないだろう。マラソンに比べてトレランの商業化がうまく行っていないのはそういう事情もありそう。

店員がいるレジではなくセルフレジを選ぶ人は財布の中の小銭を少なくしたい

最近増えているスーパーのセルフレジ。商品のチェックだけ店員がやって支払い処理だけは客に任せるセミセルフのレジもある。個人的に長年の疑問だったのが、店員にすべてやってもらったほうが早いのにあえてセルフのレジに行く人が多いこと。隣りにはセルフではない、店員がいる普通のレジがあるのにセルフレジを選ぶ人たち。なぜセルフレジがいいのか? その理由の一つは財布の中の小銭を消化したいかららしい。なるほどね。あと気兼ねなく1万円札みたいな高額紙幣を使えるとか。

cash register
Courtesy of Free Images - Pixabay

15 :番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (アウアウエー Sa52-dFbo)
2017/01/28(土) 09:14:09.88 ID:Ytj6pF+Pa

なぜ店員がいるレジがあるのにセルフに行くのか分からない

45 :番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイ 8aef-FuHd)
2017/01/28(土) 09:19:06.21 ID:OVEobT9l0

>>15
だらだらと小銭消化出来る

211 :番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイWW 17a5-k1TF)
2017/01/28(土) 09:55:42.27 ID:uqFT22L50

>>15
・空いてる
・レジで知ってる人がパートしてて面倒くさい
・偏った商品ラインナップをレジの人に見られるの恥ずかしい
・レジの人に顔おぼえられてる気がしてきた
・小銭使いたい
・クレカが恥ずかしい柄
・子供がセルフでやりたがる
・人と関わりたくない
・レジの人の声すら聞きたくない気分

98 :番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイWW 5a48-5iOx)
2017/01/28(土) 09:28:23.09 ID:jeXp49wK0

財布の小銭を全部放り込むのが好き

113 :番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイW b608-fMLr)
2017/01/28(土) 09:30:30.77 ID:AGWuqik+0

近所のスーパーで買い物する時は基本セルフレジつかう
一万円崩したり小銭消化したり何かと気使わんでいいしな

152 :番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイ f68d-KUv7)
2017/01/28(土) 09:42:11.74 ID:9qjrPJvX0

確かに小銭を放り込んで処分しやすいのはええね

288 :番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイW 0b48-uyTF)
2017/01/28(土) 10:13:19.15 ID:8nBaWd0C0

店員がくれる袋が自分の思ってるやつじゃないストレスから解放されるし小銭減らせるし

484 :番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイ 3eef-hijU)
2017/01/28(土) 11:31:14.84 ID:XeP6sP/b0

一部のみセルフレジのことろはありだわ
セルフレジ使う人少ないから商品数少ないときは待たずにすぐできていい

あと会計だけセルフになった店あったけど混雑減ってるからそれもありだわ

とろとろ小銭出してる老人とか待たないで済む

504 :番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (アウアウカー Sa43-f1c2)
2017/01/28(土) 11:41:58.38 ID:mtNdP3/ma

セルフレジだと小銭を全投入してまとめるとか可能なのがいいよね

569 :番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (スッップ Sdba-NCxF)
2017/01/28(土) 12:24:12.95 ID:OAjoAIGxd

財布の小銭を全投入して財布軽くするわ

588 :番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイ dbf8-y5A3)
2017/01/28(土) 12:36:59.51 ID:3lEEJDcd0

割りとマジで全部セルフにしてほしい
店員との接触も無くなるし
小銭使いやすいし
買うものも見られないし
いい事しか無い

セルフレジ 糞だったことが明らかに 店員の手抜きだった @ ニュース速報(嫌儲)

ランニングで謎のスランプ

ランニングがスランプだ。夏はわりと調子が良かった。秋になった途端にタイムが落ちた。息が続かなくなった。足が重くなった。理由は不明。便秘と関係しているかもしれない。

早く調子を取り戻して近所の里山でトレランをやりたい。

トレランのコース

トレランのコース

トレランのコース

落下腸マッサージで慢性的な便秘が解消した

慢性的な便秘がなおった。「落下腸マッサージ」と呼ばれているマッサージのおかげだ。

大腸
Courtesy of Wikipedia

1ヶ月ほど前に突然慢性的な便秘になった。普通の便秘なら数日後に自然治癒していたのに今回の便秘は違う。本当に慢性化してしまった。仕方なく3日または2日に1回の割合でピンクの小粒コーラックを飲んで対処していたけど、「ひょっとして一生コーラックの世話になるのか?」と思ったりして、気分が暗い日々が続いていた。

しかし1週間ほど前だったか、ネットで「落下腸マッサージ」なるものを知った。テレビ番組で紹介され、大きな話題になったらしい。マッサージの動きに合わせて大腸が上のほうに押し上げられるレントゲン映像がすごい。
しつこい便秘を2分で劇的に治す方法 - YouTube

便秘を治すマッサージと聞いて、かなり激しい体操のようなものを予想していたのだけど、これは全然違う。

仰向けになる。膝を立てる。腰と床の間に枕とかクッションのようなものを置いて下腹部を約10cm浮かせる。そして大腸があると思われる下腹部の箇所を下から上に優しくマッサージするだけ。強い力は必要ない。さらに指先で下腹部を軽く叩く。これはS状結腸を刺激するマッサージになるんだとか。本当にこれだけ。時間にして数分間。

「こんなゆっくりとした、優しくお腹をさするだけのマッサージを数分間やるだけで本当に便秘が治るわけがないよなあ」。そんなことを考えながら半信半疑で下腹部を寝る前と朝食前にマッサージした。

効果は翌日に出た。便通があった。穏やかな便通。下剤を服用したときのような痛みは全くない。まさかたった1日で効果が出るとは予想していなかったので驚いた。便通は翌日も、そのまた翌日にもあり、そして現在に至っている。

下剤とかヨーグルトとかセンナ茶などなど…。今までの苦労は一体何だったのかと言いたくなる。もっと早くこのマッサージのことを知っていればどんなに良かっただろう。

便秘の原因は人によって違うらしい。この落下腸マッサージは胃下垂のように腹筋が弱くて大腸が押し下げられてしまった人たちに効くらしい。だからネットの反応を見ているとこのマッサージが効かない人たちもいるようだ。

でも自分には効果があった。わずか数ヶ月とは言え慢性化していた便秘がたった1日で治り毎日健康的な便通があるのだ。非常にうれしい。このマッサージを考案してテレビなどで紹介してくださった久里浜医療センターの 水上健 医師には本当に感謝の気持ちでいっぱいだ。

いわゆる「落下腸」「ねじれ腸」は日本人に特有の症状らしい。えっ? そうなの? うーむ、本当かな? 詳しい話は「久里浜医療センター|「落下腸」について」で説明されている。

スティーブ・キューンが語るドーハム、コルトレーン、ラファロ、ゲッツの思い出

ジャズ・ピアニストのスティーブ・キューン (Steve Kuhn) がインタビューでケニー・ドーハム、ジョン・コルトレーン、スコット・ラファロ、スタン・ゲッツなどの思い出を語っている。
Y's Awesome Notes — スティーブ・キューンが語るドーハム、コルトレーン、ラファロ、ゲッツの思い出

Three Waves by Steve Kuhn

私が初めて聞いたスティーブ・キューンのピアノはアート・ファーマー・カルテットでの演奏。それまで全く聞いたことがないスタイルなので意表を突かれる思いがした。正直に言うと最初はよく理解できなかった。彼のピアノの素晴らしさに気づいたのは数年後だ。
ART FARMER - I Waited For You ( G. Fuller/D. Gillespie) - YouTube

ざっと紹介すると、スティーブ・キューンはインタビューの中で以下のようなことを証言している。

  • ケニー・ドーハムは自分の音楽がディジー・ガレスピーやマイルズ・デイヴィスと同じぐらい評価されてしかるべきだと自信満々だったが、音楽以外にも女の子やドラッグにも夢中だった。
  • ジョン・コルトレーンは非常に口数が少なくて、音楽に対して真摯な態度だった。本当はマッコイ・タイナーを雇いたかったけど契約の問題で雇えなかった。そこでスティーブ・キューンがバンドのピアニストとして雇われた。(その後マッコイが契約の問題をクリアしてキューンに代わって加入)。キューンが入っていた頃のジョン・コルトレーン・カルテットの記録はCD化されていない。ダウンロード販売もされていない。
  • ビル・エヴァンズ・トリオのレギュラー・ベーシストだったスコット・ラファロがスタン・ゲッツのバンドに加入したけど、ドラマーのピート・ラロッカの音楽と合わなかった。(ラファロはゲッツのバンドに加入した後に交通事故で亡くなっている)。
  • ジョン・コルトレーンに対するスタン・ゲッツの嫉妬がすごかった。

この中でちょっと気になったのがニューヨークのジャズ・ギャラリー (Jazz Gallery) というクラブで行われた1960年のジョン・コルトレーン・カルテットの演奏。ピアノを弾いているのはスティーブ・キューンだ。このライブ演奏が不思議なことにCDやLPレコードとして発売されていないんだとか。もちろんダウンロード販売の形でも未発表。そういう音源。

"Jazz Discography Project" の John Coltrane Discography によると、

John Coltrane (tenor sax), Steve Kuhn (piano), Steve Davis (bass), Pete La Roca (drums).

"Jazz Gallery", NYC, April, 1960.

  • How High The Moon
  • minor blues
  • Equinox

…の3曲のみがプライベート・テープの形でかろうじて残っている。3曲だけじゃCD化は無理と思いきや、上記ディスコグラフィーによると、数ヵ月後マッコイ・タイナーが加入してからのカルテットの演奏のテープもあるそうだ。なぜこのテープがCDとかMP3として発売されないのか理解に苦しむ。音質の問題かな? 是非とも発表してほしいものだよね。

それと、もうひとつ面白いと思ったのがスコット・ラファロがスタン・ゲッツのバンドに加入していたこと。あれ? ビル・エヴァンズのトリオでの仕事を蹴ってでも参加したかったのかな? まあ、ギャランティーの額とかいろいろ事情はあったのかもしれない。

最後にスタン・ゲッツのこと。ジョン・コルトレーンをここまで過剰に意識していたとは全く思いもよらなかった。この人のテナーは本当に素晴らしくて個人的にも大好きなんだけど、プライベートのことになると相当の奇人だったようだ。はっきり言って私生活のほうではあまりいい話を聞かない。どちらかというと人間性を疑いたくなる逸話が多い。

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ランニング - 心肺に負荷をかけて走る練習

ランニングの話。8月は主に足腰に強い負荷をかけるトレーニングをやってきた。具体的には90分間走り続ける練習。9月になり、心肺に強い負荷をかけるトレーニングを始めた。

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足腰に強い負荷をかけるトレーニング、心肺に強い負荷をかけるトレーニング

先月からやっていた「足腰に強い負荷をかけるトレーニング」というのは長距離そして長時間を走るための足腰を作るトレーニングだ。スピードを出す必要はないのでジョギングと言ってもいい。それに対して今月から始めた「心肺に強い負荷をかけるトレーニング」は高速で走るための心肺を作るトレーニングだ。ゆっくり走ることは許されないのでジョギングではない。「スピード・トレーニング」と言い換えてもいいかもしれない。

初日は雨の日。しかも夜走ったのでスピードをあまり出せず。街燈が少なくて足元があまり見えない。これじゃ危なくて全力疾走できやしない。夜盲症に生まれた自分の運命を恨む。

台風が去った翌々日。気を取り直してまたスピード練習。記録は、初回が 4'55"/km 。2回目が 4'50"/km 。いずれも1kmを全力で走った。

場所は近くにある港の埠頭。ここは観光客と地元の市民が歩きやすいように道と広場が煉瓦(れんが)とタイルと木の板で舗装されている。特に木の板の部分は走っていると非常に気持ちよい。木は適度な弾力があり、そしてシューズがグリップしやすいからだ。最近では全国各地に非常にたくさんのジョギング・コースがあるけど、全部アスファルトで覆ってしまうのではなく、できれば木製の厚板を敷き詰めていただくと非常にありがたい。

このトレーニング方法は有森裕子さんや高橋尚子さんを教えたことで知られる小出義雄さんの本「マラソンは毎日走っても完走できない」(角川SSC新書)で初心者向けの「脚つくり」の一環として紹介されている。今回自分で実際にやってみてわかったのだが、1kmを全力で走るだけでは少し物足りないかな。次回のスピードトレーニングでは2kmの全力疾走を検討している。

1kmを全力で走って4分50秒。自分の記録を見てしみじみ思ったのだが、オリンピックに出場するレベルの人たちは42kmを通して常に約3分30秒/kmペースで走るわけで、自分はまだまだなんだな。

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小出義雄監督を信じて「走るための脚つくり」

自分は週に5日ほどジョギングをやっている。1kmから3kmほど走って→5分間から10分間ほど休憩して→また数km走ってその日のジョグを終了…というパターンが多い。しかし走れる距離が一向に伸びない。そしてタイムが一向に速くならない。数km走って1kmあたりのラップを測ると5分30秒ほどだ。

自分はマラソンとかの大会には参加したことがないし、今のところ参加する予定もない。だから本来ならタイムを気にする必要はない。気持ちよいと感じられる距離を好きなペースで走ればよいのだ。でももっと速く走りたい気持ちはある。そしてもっと長い距離を走りたい。そういう意思は一応ある。

足を故障していた時期もあるとはいえランニングを始めてから半年近くになる。にもかかわらず速く走れない。楽に走れる距離がせいぜい数km。これではいけないと思い、小出義雄著「マラソンは毎日走っても完走できない」(角川SSC新書)を買って読んだ。ジョガーたちにとってはバイブルみたいな本らしい。それぐらい人気が高くて有名な本。

本書のカバーにはこんなことが書いてある。

市民マラソン大会に出ると、30km過ぎから歩いてしまったり、あるいはスピードがガクンと落ちてしまう人が多い。みなさん、「毎日5km走っていた」など練習熱心な人が少なくないのだが、ではなぜ走れなくなってしまうのか? その理由は、毎日走っているだけではマラソンの練習になっていないから - 。

本書では、このマラソン用の練習を説いていく。

なるほど。毎日走っているだけではマラソンの練習にならないのか。

続いて小出氏の発言を以下に引用。

たとえば、みなさん「毎日1時間も走っている」と言います。ところが、よくよく聞いてみると、自宅の周りをトコトコと気持ちよく走ってそのまま帰ってきて終わり。要するに一本調子、変化のないトレーニングなんです。

では、どうしたら速く走れるのか?

答えは、「トレーニングに負荷をかける」ことです。

マラソン界の神様とも言える小出義雄氏の鋭い指摘。まるで自分のことを言われているようで驚いた。この人の言うことを信じてトレーニングをやってみよう。そう思った。

第1章「走るための準備を整える」によると、最初にやるべきことは負荷をかけるトレーニングだ。まずこれを始めることにした。

jogging
Courtesy of Free Images - Pixabay

以下は小出氏の言っているトレーニング方法を自分向きに少し変えたもの。4週間かけて基本的な「脚つくり」を行う。

第1週

週に1日 - 合計90分間のジョギング

  1. ゆっくりジョグ30分間
  2. 普通のジョグ30分間
  3. ゆっくりジョグ30分間

週に2-3日

  • 普通のジョグ20分間

第2週

週に1日 - 合計90分間のジョギング

  1. ゆっくりジョグ25分間
  2. 普通のジョグ40分間
  3. ゆっくりジョグ25分間

週に2-3日

  • 普通のジョグ20分間

第3週

週に1日 - 合計90分間のジョギング

  1. ゆっくりジョグ20分間
  2. 普通のジョグ50分間
  3. ゆっくりジョグ20分間

週に2-3日

  • 普通のジョグ20分間

第4週

週に1日 - 合計90分間のジョギング

  1. ゆっくりジョグ15分間
  2. 普通のジョグ60分間
  3. ゆっくりジョグ15分間

週に2-3日

  • 普通のジョグ20分間

この4週間のプログラムでは「普通のペースで60分間連続して走る」ことが目標になる。60分間と言うと現在の自分の実力では10kmから11kmほど走る計算になる。

学生時代は10km走っても平気だったけど今の自分は10kmも走れるだろうか? 不安があるけど、やってみるっきゃないね。

トレランで転倒したときの対処法を考えた

砂に埋もれていた松の根につまずいて転倒

海岸沿いの松原を走って転んだ。幸いなことに大した怪我ではなかった。転んだ場所は下り坂ではない。フラットな箇所だ。転倒した場所には松の太い根があった。夏バテで足をあまり上げずに走っていたので松の根につまずいたんだと思う。松原なので下は柔らかい土と砂。だから擦り傷(かすりきず)で済んだ。ガラスの破片とか細い竹の切り株みたいな鋭角状のものがあったら大怪我を負っただろう。

トレイル・ランニングで転びやすいのは木の切り株らしい。自分はまだ切り株で転んだことはない。今回の転倒の原因になったのは地面を這う松の根だ。砂に隠れていたため目視で確認できなかった。

地面を這う松の根

普通の硬い土に覆われている根なら問題ない。だが軽くて柔らかい砂に少しだけ覆われている根は困ったことに目に見えない。そして躓きやすい(つまづきやすい) - そんなことを体で知ったトレランだった。

同様の転倒事故は広葉樹の森でも起きやすいんだとか。地面から突き出た石や木の根を大量の落ち葉が覆い隠してしまうからだ。だから全国各地のトレラン大会の運営者たちは定期的に落ち葉を片付けてコースを保守しているらしい。

薄暗い森林での転倒を防ぐにはサングラスを着用しない

トレランで転倒を防ぐには、

  • ロードのときよりも足を上げて走る。(「すり足」のような足の運び方は危険)。
  • 数メートル先の土の状態を目でよく観察する。
  • 下り坂では膝を少し曲げ、ストライドを短くし、前傾姿勢をとる。

…などの方法があると思うけど、個人的には「森林の中ではサングラス着用しない」をそこに追加したい。一般的にトレイルは市街地よりも薄暗い場所が多い。だからサングラスをかけていると足元の複雑な地形を視認するのが困難になる。自分がよく走っているコースは海岸の砂浜と松林が混在する。こういう場合は明るい砂浜では紫外線を防ぐサングラスを着用し、暗い松林の中に入ったらそれを外す、という工夫が必要だ。

森林内でのサングラス着用には小枝とか梢(こずえ)が目を突き刺す危険を避ける意味もある。だが自分はトレイルの状態の把握を困難にするサングラス着用に積極的には賛成できない。一番良いのはロード用の着色したサングラスとは別に無色のサングラスをトレラン用に新たに購入することかな。

腕を下げて走れば転倒しても軽傷で済む

転倒しないようしっかり対策していても転ぶときは転ぶ。そこで転んだときに備えて何をすればいいか考えた。

本やWEBで調べると、深刻な裂傷を防ぐために手袋やロングタイツの着用が推奨されているようだ。自分がよくやっているのは下り坂で腕を下げてバランスをとること。言葉ではうまく説明できないが、ドリフターズの加藤茶がやっていたヒゲダンスのポーズに少し似ている。下の写真はトレランとは全く関係ないジャズのレコード・ジャケットだけど、このイラストのおじさんの腕の位置がまさにバランスをとるポーズだ。

Warne Marsh Quartet (Mode label)
スーパーの店内で聞こえてきた Warne Marsh @ ArtSaltのサイドストーリー

この姿勢は転倒しないようバランスをとるだけでない。転倒したときに掌(てのひら)または肘(ひじ)を地面に着地させることによって脳や内臓など大事な部分を瞬時に守ることができる姿勢でもある。上のイラストは腕をやや下げすぎかな。これだとスピードを上げて走るのは無理。実際のトレランではもう少し腕を上げる必要があるね。

それと切り傷を消毒する薬も必要かも。あと包帯とか? テーピングのほうがいいかな。トレランで装備する必需品は意外に多い。それらを全部バックパックの限られたスペースに収納するわけだから大変だ。

便器を使ってブルガリアンスクワット

Bulgarian split squat
Courtesy of YouTube

スクワットのバリエーションに「ブルガリアン・スクワット」というのがある。英語では Bulgarian split squat とか単に split squat と呼ぶらしい。上の写真が代表的なやり方。すなわち片足を後方に伸ばしてベンチなどに置き、もう片方の脚だけを曲げ伸ばし…というトレーニングだ。実際にやってみればわかるけどこれは特に臀部(でんぶ)の筋肉が鍛えられる。通常のスクワットとの違いは歴然としている。

ランニングを数ヶ月続けて実感しているのがお尻の筋肉の弱さ。難しい言葉で言うと「臀部」の筋肉。ここが弱いと上り坂を走るのが大変。なのでこの筋肉を鍛える方法としてブルガリアンスクワットをときどきやってる。ちなみにエステの世界でもこの変形スクワットはヒップアップの運動として人気があるらしい。

ブルガリアンスクワットは片方の足を乗せておくベンチのようなものが必要。戸外なら公園のベンチとか駐車場で見かけるUの字の形をした車どめ等が使える。だがわが家にはそういうのは一切ない。椅子はあるけど回転するタイプなので不安定。家の中でブルガリアンスクワットをやるにはどうすればいいか? いろいろ試したところ洋式トイレの便器が使えると判明した。

トイレの中は狭いのでスクワットするときはドアをあけっぱなしにする。片足を便器の蓋に乗せてもう片方の脚の膝を屈伸してスクワット。便器の高さは一般的なベンチの高さと同じなので都合がいい。あと、下の写真のように、便器の蓋の上にタオルなどを乗せておくと足が痛くない。

洋式便器

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