ArtSaltのサイドストーリー

音楽、フリーウェア、WEBサービス、食べものなどに関する日記。トラックバック、コメント歓迎。

鶏ガラ使わないで鶏ダシをとる

ナツメグという香辛料を初めて買った。クロアチアの人に「ナツメグってどういう料理に使うの?」と英語で質問したら、「なんでもおk」と言われた、英語で。だもんで鶏肉の挽肉(ひきにく)を買ってきて茹で、その肉を野菜と一緒に和えてチキンサラダをつくり、そこにナツメグを入れた。香りがけっこう強い香辛料だね。肉料理に合う。
What is nutmeg for? by ArtSalt - journal - Smart.fm

ナツメグの写真

で、鳥挽肉の茹で汁が残るわな。油が浮いている。これはひょっとして鳥のダシがよく出てるかもしれない、と思い、塩などを加え、キノコとワカメのスープをつくってみた。

スープの写真

これが実にうまかった。ちゃんと鳥のダシが出ていた。鳥ガラいらず。あと、やってみたけど、味噌を加えてもいい。つまり味噌汁のダシとしても使える。

AKG K312P に Comply Whoomp! を取り付けた

Comply Foam Tips で知られる ComplyWhoomp! (ウォンプ!)を買った。パッケージにあるうたい文句は「低反発ポリウレタンComply使用であなたの iPod, iPhone が生まれ変わる!」。本来はiPod付属のインナータイプのイヤフォンをカナル型にする器具らしいんだけど、こいつを AKGK312P にとりつけた。Whoomp!には余計な穴がある。こいつをセロテープで塞ぐ。大成功♪

Whoomp!の写真

Whoomp!の写真

  • AKG K312P って日本人の耳の穴にはちょっとでかすぎるんだけど、Whoomp!をつけたら耳に装着しやすくなった。
  • 遮音性が高くなった。ボリューム小さめでもよく聴こえるからバッテリーをあまり喰わずにすむ。
  • 低音が強くなった。バスドラとかベースの音がバッチリ。KOSSの The Plug ほどじゃないけど、とにかく力強い音になるんだよ。
  • 高音がやや弱くなった気がする。たとえばシンバルのカキーンという音とか。それでも The Plug よりはきれいに音が出る。

AKG K312P の写真

Whoomp! と AKG K312P の写真

Whoomp! と AKG K312P の写真

AKG K312P が1,500円ぐらいだったかな。Whoomp!が送料込みで約2,000円。合わせて4,000円近くの出費になってしまったけど後悔はしていない。このWhoomp!は口径が合えば他のインナータイプのイヤフォンでも使えるからね。ポリウレタンは取り替えられるのかな。汚くなったらSONYのイヤーチップ EP-EX1 をつけたいけど、つけられるかどうか。あと、やっぱザプラみたいなギボシ改造だよね。

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:first-letter擬似要素の解釈

10/26/2009 18:12 の Flash News : DAILY YOMIURI ONLINE のスクリーンショット。上はOpera, 下はFirefox. OSは関係ないと思うけど、いずれもWindowsXP.

Operaのスクリーンショット

Firefoxのスクリーンショット

Operaでは U.N.U の font-size が他よりも大きく、font-weight が bold になっている。それに対してFirefoxでは U.N.U だけでなく後続するピリオドまでがそれらのプロパティの適用を受けている。

CSSを見る。

p.fl:first-letter { font-size: 170%; font-weight:bold; line-height:100%; }

実験してみてわかった。Firefoxはピリオドだけでなくクォーテーションについても同様の解釈をするね。つまりピリオドとかクォーテーションはletterではない、とFirefoxは考えている。不思議なことに、なんかのタイミングでFirefoxは:first-letter擬似要素に対するスタイル指定を無視してしまう。これはバグっぽい。

感想 — IT好きな少年と文学を愛する少女の違いみたいなもんかな。

go to school にまつわる嘘

「学校に通う」「学校で学ぶ」という意味で go to the school と言ってもよい

2007年度第3回英検2級試験のリスニング問題から引用。

A: Haruka, why have you and the other students started studying so much recently?
B: We're studying for our exams to get into high school.
A: High school? Don't you just go to the school near your house? That's what most Americans do.

A: ねえ、ハルカ、なぜ君たちは最近勉強を一所懸命やってるの?
B: 高校入試があるから勉強してるの。
A: 高校? 近所の学校に通えばいいんじゃないの? ほとんどのアメリカ人はそうしてるよ。

school または high school の直前に定冠詞 the が来るか、来ないか。person B は "get into high school" と言い、続いて person A が "go to the school" と言っている。

中学校1年生のころの英語の授業で "go to school" という形について、「『学校』という場所、敷地、校舎に行くときは直前に定冠詞 the をつける。それがなければ『学校に通う、学校で勉学に励む』という意味になる」と教わった記憶がある。ぐぐってみればわかるが、「親が何かの用事で子の学校に行くような場合は "go to the school" とします」というインチキ臭い説明をよく見かける。

しかし厳密に言えばその理解の仕方は誤りであることが冒頭の例文からわかる。「学校に通う」という意味でも the を加えていいのだ。例文のような school の直後に near your house が来る事例がそうだ。後述するように、定冠詞 the には「唯一性」「他でもない、あれだよ、あれ」という感覚がある。「他でもない、近所にある学校だよ」。

こういう事例もありうるよ。同じく school の直前に the が来る。
There is Hibiya High School and two universities in this city. I go to the school.
ヒビヤ高校とふたつの大学がある。私はヒビヤ高校に通っている。
動詞 go が単純な「移動」という原義から「通う」という意味を派生させている、と考えれば辻褄は合う。

定冠詞 the は「唯一性」「あれだよ、あれ」

上記とは対照的な事例を BBC LEARNING ENGLISH から。

This is a highly significant deal reached between the 27 countries in the European Union and South Korea. Trade between the two was worth around $100bn last year.

Learning English - Words in the News - EU, South Korea free trade deal

Trade between the two — trade の直前に定冠詞の the が来ない。これはこれで正しい。この文章を "The trade between the two..." としてもいいんだけど、聴き手に感じさせるものが微妙に変化する。

以前にもここで書いたけど、定冠詞 the の語源は that であり、原義は「唯一性」。つまり「あれだよ、あれ」。trade の直前に the がないってことは、聴き手に「あれ」「唯一性」を感じさせないってこと。「他でもない、あの trade」という感触がないってこと。

結論

「あれだよ、あれ」と言いたければ定冠詞 the を使ってよい。漠然とした感覚を出したければ使わない。それだけの話。難しく考える必要はない。

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TwitterBarでページタイトルを取得する

FirefoxのTwitter用アドオン TwitterBar でページタイトルを取得する変数(と言うのかな?)にふれているWebサイトが日本語圏に見当たらないので備忘録の意味で書いとくか。

ここがいちばん懇切丁寧に説明してくださってる。ただし内容に間違いがあるよ。
TwitterBar lets you tweet from Firefox Address Bar - dkszone

たとえば「今オイラは Adobe - Rich Internet applications を見ているんだ」とtweetするにはロケーションバーで、

http://www.adobe.com/resources/business/rich_internet_apps/ $$ --post

とタイプすればOK(Enterキーを押す必要はない)。

ドルマーク $$ が当該ページのタイトルにちゃんと変換される。つまり上の例なら、

just browsin' http://is.gd/____ Adobe - Rich Internet applications

と変換されてTwitterにpostされる。

  • $$ はURIの後ろにタイプすべし。URIの前だとなぜか変換されない。
  • ものすごく長いURIは is.gd が勝手に短くしてくれる。
  • "just browsin'" の部分の文字列はTwitterBarの設定で変更可。

設定の "Always confirm with me before posting a URL to Twitter" についてはバグがあるっぽい。TwitterBarの作者に報告しとこうかな。

  • Enterキーを押さなくても "--post" とタイプした瞬間にpostされちゃうってのが怖いね。恥ずかしいWebページを開いている状態で上記の方法を使ってしまうと、あっという間にpostされてしまう。今のところオイラはそんな大失態をさらしていないが。
  • この失敗を避けたければ --post とタイプしないほうがいい。かわりにロケーションバーにあるTwitterBarアイコンをクリックする。この方法なら確認のダイアログが出てくる。

Twitter始めた

アイドルに英語を教わるアイドル外語学園

またオマイラかw

アイドルがあなたの同級生となって、一緒に英語を学びます。
和気あいあいと楽しみながら英語が学べる!これまでに前例のない秋葉ならではの英会話教室です。

次回開催日 ○○○○

オープン記念パーティーにはアイドルや秋葉原が大好きな外国人が多数参加します。
日本人,外国人,アイドルが一緒になって、秋葉原を盛り上げましょう!
オープンならではの楽しいイベントをたくさん用意してお待ちしております。

アイドル外語学園オープン記念パーティー参加アイドル

いせひなた 公式ブログ:♪ひなた☆ぼっこ♪

吉田みなみ 公式ブログ:☆みなみん☆

シノン 公式ブログ:デカシャツ喫茶(シノン×ヨツイミワ)

ヨツイミワ 公式ブログ:デカシャツ喫茶(シノン×ヨツイミワ)

ミネオカ

アイドル外語学園 ☆ Idol Foreign Language Academy in Akiba

パーティーは毎週月曜の19時からやってるらしい。場所は東京都千代田区神田佐久間町2-11 AOIビル5F アイドル外語学園で、秋葉原駅の昭和通り口から徒歩1分。お酒やソフトドリンクは飲み放題で2,000円。日本語を学ぶ外国人の参加も募っている。

火曜から木曜はアイドルと一緒に英語を学ぶ「アイドル英会話クラス」がある。

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栗の皮むきは難しい

栗を買ってきて皮をむこうとしたんだけど、これが、アンタ、えらい大変な作業なんだわ。圧力鍋で5分ほど加熱しても、オーブントースターで焼いても、外側の皮をうまくツルッとむけやしない。そうか、だから皮をむいた栗をよくスーパーで見かけるんだね。

栗の写真

中にある「鬼皮」と呼ばれる部分を取り除くのにも一苦労。鬼皮は苦いのだ。

稲作が始まったのは確か縄文後期ぐらいだっけ? 縄文人が高カロリーの食べ物を摂取しようとしたら米ではなくブナの実や栗を食べていたんだろうけど、オイラが当時の日本で生活していたら餓死しただろうね。

Bingは動詞?

Microsoftは bing が動詞になることを期待しているようだが…

Microsoftの検索エンジン Bing。この bing ということばが英語の動詞として頻繁に使われる日は来るだろうか。かつて xerox が「複写機で複写」を意味する動詞として使われたように。Can bing ever verb up?

日本語で「ぐぐる」と言うように、英語でも google は動詞として定着しつつある — "You google it!" ちなみに「ググレカス」に相当する英語は GIYF (Google is your friend.) と言うんだけど、罵倒の感覚は薄いと思う。

Bingの名前は擬音語の bing から来ているらしい。Microsoftの Steven A. Ballmer 氏は、bing が「びんぐる」「ビングレカス」みたいに verb up することを期待する発言をしている。これについて Will we bing? Having bung, will we ever google again? : The Name Inspector は「仮に bing の過去形が bang, 過去分詞が bung になるのだとしたら何とも間が抜けてる」みたいなことを言ってる。bang は「ドスンという大きな音」。聞き慣れない語彙 bung は「樽の栓」の他に「賄賂」「破産」などの意味があるらしい。

Bing は由緒ある1音節のグループに入れるだろうか

オイラの予想だけど、Bingは検索エンジンとしてGoogleやYahoo!を追い抜くことはあっても、動詞として定着することは絶対ないだろう、と思う。理由は簡単。Bingは1音節だから。

老舗のWebサイト、流行りのWebサイトってなぜか2音節が多い。
Yahoo!, Google, Blogger, eBay, Justin, Twitter, Flickr, iKnow!, Mixi, Lang-8, Tumblr, YouTube, PayPal, Facebook, iPod, Kindle, Firefox, Apple...
3音節は2音節に比べると少ないと思う。
delicious, Amazon, Hatena, Opera...

でも1音節で有名なWebサービスってのが全く思い浮かばないんだ。Bingの他に何かあったっけ? 教えてエロイ人。

なんか話が微妙にズレたような気がするけど、まあ、いいや。とにかく現代英語には、

  • 1音節の語彙のほとんどはゲルマン祖語または北欧の言語由来であり、とてつもなく長い歴史がある。
  • 2音節以上の語彙のほとんどは古フランス語またはラテン語由来であり、外来語として英語に入ってきたのはそんなに大昔のことではない。

という傾向がある。

Bingは1音節。bing, binged, binged と屈折させようが bing, bang, bung と屈折させようが、多くの人は1音節の動詞に古英語の雰囲気を感じるはず(たぶん)。Microsoftの新参者Bingが古い時代の記憶を残す1音節の動詞のグループに加われるかどうか甚だ疑問だ。

最近生まれた語彙でありながら1音節の動詞として定着した blog のような例外は確かにある。でも blogWEB と既成の動詞 log を合成してつくられた語彙。ちょっと事情が違う。

But It’s Not Google.

The New York Times の記事。Bingという名称について各方面の有名人の声。

Peter Sealey, a former chief marketing officer at the Coca-Cola Company, said Microsoft should have picked a name that more directly connotes search.

“Bing has no equity; it signals nothing,” Mr. Sealey said. “It is going to be an enormous expense to create an image for this thing called Bing.”

Google’s name is a play on the word googol, which is a 1 followed by 100 zeroes. The company has said the name speaks to its ambitious mission to organize all the world’s information.

Asked about Microsoft’s choice of name at a press conference on Wednesday, Sergey Brin, a Google co-founder, said he did not know enough about the new service to comment on it. Then he deadpanned: “We’ve been pretty happy with the name Google.”

Meanwhile, some tech people were already noting that Bing is also an unfortunate acronym: “But It’s Not Google.”

Microsoft Unveils Bing, Its New Search Service - NYTimes.com

最後の段落。誰がうまいこと言えと。

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KidsTubeで見つけた Tiny Planets の動画。Bing and Bong

Bill Harris, The Ex-Hermanites

最近買ったCD。トロンボーンの Bill Harris が Woody Herman Orchestra 出身の仲間と一緒に Los Angeles のレーベル Mode に吹き込んだ The Ex-Hermanites。共演は Terry Gibbs (vib), Lou Levy (p), Red Mitchell (b), Stan Levey (ds)。1957年録音。

Bill Harris, The Ex-Hermanites のCD

単なるウェストコースト・ジャズではない。Red Mitchell が例によって重苦しく力強い低音をベースから出していて、音楽を重厚なものにしている。最後の曲 Blue Flame (レコードだとB面の最後の曲) が良い。本当に良い。Bill Harris のボントロから不気味な重低音が出てくる。これ以上ないというぐらいの超スローテンポで演奏。これがブルース。これこそがジャズ。この1曲のために聴く1枚。

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Twitterから例文を引き出す英英辞典Wordnik

数日前、Wordnik というオンラインの英英辞典を知った。見てのとおりいわゆる横断検索の手法。Twitterから例文をリアルタイムに引っ張ってくるのが目新しい。

Wordnikのロゴ

今では横断検索なんて珍しくない。だけどWikipediaを丸々引用したり、「この商品をAmazonで検索する」とか「Yahoo!ショッピングで探す」など、どうでもいいリンクが貼ってあったり、デザインがゴチャゴチャして使いにくいのが嫌い。でもWordnikは違う。デザインが非常にすっきりしていると思う。

アカウントをとれば自分の発音をアップロードして共有したり、ある語彙にタグをつけたり、ノートを記述することができる。「参加型」「SNS型」の辞書と呼ぶべきか。オイラもアカウントとったんだけど、SNS要素はまだ貧弱。Facebookとの連携ぐらいかな、今のところは。

Wordnikの Used in the Same Context

  • Example の出典はTwitter
    例文は Project Gutenberg などから引っ張ってくる。もっと生き生きとした例文を参照したければその下にある Real-Time Examples from Twitter を見れ。
  • 文字読んでもわからなけりゃ Images From Flickr 見れ
    Flickrのイメージが同時に読み込まれる。Definitions 読んでもよくわからなければ写真を見れ。
  • Etymology
    個人的には語源の記述が非常に好ましく思っている。
  • Pronunciations
    発音を聴ける。QuickTimeのような糞プラグインをインストールしてなくても大丈夫。
  • synonyms, antonyms, Used in the Same Context
    同義語、反義語も当然ある。しかしwordnikの真骨頂はそれらの羅列ではない。Used in the Same Context が非常に便利で、これを見れば同じような文脈で使える単語が一目瞭然。たとえば assessment という非常にとらえどころがない語彙。同様の文脈で使うことが多い語彙(必ずしも同義語ではない)が evaluation, analysis, estimate, survey, requirement, research, investigation, review, examination, measurement, identification, diagnosis であることがわかる。
  • Statistics で時代別出現頻度を知る
    右ペインに Statistics というのがあって、ある語彙の西暦1800年から今日までの出現頻度がわかる。たとえば smog というのは smokefog を組み合わせてつくられた比較的新しい語彙だから当然こういう図表になる。Statistics の詳細な説明はこちら
  • Punctuation Profile (終止符、疑問符、感嘆符との相性)
    右ペインの下のほうにある Punctuation Profile が興味深い。たとえば jellyfishoctopus の Punctuation Profile の比較。これjellyfish, こっちoctopus だ。ここから判明するのは、感嘆符を伴う "jellyfish!" という記述は稀有であるのに対して、"octopus!" という記述をする人たちが異様に多いこと。つまり英語圏の人にとってクラゲは「クラゲです」と淡々と語られるものであるけれど、タコは「ギャーッ、タコだ!」と驚いてしまう対象であるらしい。

今年(2009年)の3月15日ごろにベータとして公開されたWordnik。なんていうか、Web時代ならではの言語オタがつくってるって感じ。

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whateverよりも不快なlike

アメリカ人が最も不快に感じる英語が whatever なんだそうだ。47%の人がこれをあげている。次点が you know で、25%。以下、it is what it is - 11%, anyway - 7%, at the end of the day - 2% と続く。日本でいち早くこのニュースを伝えたのは「最も不快な英語表現ベスト5!1位は有名なあの言葉! -- ロケットニュース24(β)」らしいんだけど、内容が薄いねぇ。ていうか、ソースぐらい貼れよ。ていうか、「ベスト5」って、ひょっとして top five または worst five の意味で言ってるんですか?

この調査を実施したのはアメリカの The Marist Institute and college (ニューヨーク州Poughkeepsie) だ。後述するように、記事本文よりもここに寄せられたコメント読んでるほうが面白い。
10/7: “Whatever…” Takes Top Honors as Most Annoying : Pebbles and Pundits

調査の標本の数と標本が誰であるか — に言及している日本のWebサイトが見当たらないのが解せないんだけど、ここに書いてあるよ。全米の18歳以上の938人を対象とした電話による聴き取り調査だ。どの地域から何名の標本を抽出するかは人口の割合を考慮している。

調査結果の一覧表がこれ。居住地域、収入、学歴、人種、年齢、男女を問わず結果が大差ないことがわかる。うーむ、男女の違いがほとんどないってのが不思議。っていうか、調査方法に疑問が残るんだよ。ひょっとして「"whatever, anyway, you know, it is what it is, at the end of the day" のどれがいちばん嫌いですか?」と質問したのかな? こういうのは自由回答のほうがいいと思うんだけどね。

で、前述の Marist Poll は記事の本文よりもコメント欄が充実している…みたいな。「いちばんむかつくのは like の多用だよな」…みたいな声が非常に多い。以下は like ということばを聞くたびに不快になる人たちの声の一覧…みたいなもの。

  • I cannot stand the use of “like” as a conversation filler. It is the verbal equivalent of fingernails on a blackboard.
  • This poll left out the MOST annoying ‘word’ in the (American) English language in use today: LIKE.
    What is very annoying it that it’s usage has moved from “teens” to “educated” adults.
    “Oh, and I was like ‘I’m not coming over tonight’”
    “That guy was like ‘I don’t care’”
    THAT is fingernails on a chalkboard.
    The ONLY way we get rid of this is to ridicule it’s usage! Don’t stand for it! Join me, people! It can work! We got rid of “ain’t” (for the most part). Power to the People!
  • I find the word LIKE so overused that I feel my skin crawl when I hear it. We’ve all tried so hard to understand teens speaking with LIKE used so many time, I think it replaced AH as a filler word. Now some so-called adults are trying to use the word to ‘fit in’ with the teens….
    Tune them out!
  • I find it hard to believe “like” was not part of the poll.
    It’s not just teens ― I hear everyone from six year olds to people in the 50s use it as a substitute for “said” or “went” “as if” and other words and phrases that are more accurate. Argh.
  • Whatever, I’m, like, so uncertain about, like, the outcome of this, like, survey, and, agree with those above who, like, find “like” use has totally, like, spun out of control. Watch any, like, talk show (even Oprah, who I thought was, like, a literate woman) or, like, reality show, and, now, like, commercials, if you can, like, stand to, like, have your brain, like, implode with, like, agony, at the, like, freefall our language is in. Where is the like outcry!?!
  • Like, I can’t, like, believe that, like, “like” wasn’t, like, even on the list! Listen to any conversation between people ages 4 to 60, and count how many times you hear “like” used in a meaningless way, as an exclamation or like…whatever!
  • LIKE is the most abused at the moment, so much that it missed the observation of those conducting this poll. Children and adults alike are unable to speak without using this word.
    I couldn’t agree more that it reminds us of nails on a blackboard!
    And ‘freakin’ is uncivil and vulgar; and few people are aware of this.

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  • BBC World Service - News - 'Whatever' is 'most annoying word'
    John F. Kennedy の娘 Caroline Kennedy が22秒間しゃべってるんだけど、その中で "you know" と15回ぐらい言ってる。これは確かにむかつく。
  • clientとcustomerを区別しないと笑われる
    client, customer という語はどう区別されるか。アメリカ人の平均的な考えがうかがえるFMLのポスト。しかし英語の client はAnglo-French由来の外来語。フランス語の client は英語で言う "customer" の意味もある — という指摘をedvakfさんからいただいた。

クロアチアのFirefoxシェアに驚いた

最近クロアチアの人とテキストチャットしてるんだけど、クロアチアといってもよく知らない国だ。格闘技のミルコ・クロコップ (Mirko "Cro Cop" Filipović) は知ってるけど。で、思い出したのがロシアでのOperaのシェアが異様に高いこと。クロアチアとロシアは地理的に少し近いから、きっとOperaのシェアも同じぐらい高いかもしれない。

調べた。そしたら、アンタ、クロアチアにおけるOperaのシェアは5%前後で、確かに日本なんかよりもはるかに高いんだけど、それ以上に驚いたのがFirefoxの数字。下の graphical image は今年2009年の7月から9月まで。

Source: StatCounter Global Stats - Browser Market Share

Internet Explorer を越えているどころか、Firefoxは50%以上のシェアを獲得してる。クロアチアの人たちにとってFirefoxこそが de facto standard らしい。

どこの機関が調べたかによってこういう数字は変わるんだけど、2年前の@ITのニュースによるとFirefox2はクロアチアで39.5%のシェアだったそうで、この2年間でばーっと利用者を増やしたんだろうか。
欧州でFirefox 2がIE7のシェアを逆転 - @IT

日本でIEのシェアが依然として圧倒的なのはやはりパソコンに最初からインストールされてるからだと思うんだけど、冒頭でふれたクロアチアの人に「ひょっとしてクロアチアで売ってるパソコンにはIEがプリインストールされてないの?」と訊いてみようかと。他にも何か重要な背景がありそうだけど。

田中茂範のHAVE空間

佐藤芳明と田中茂範の共著「レキシカル・グラマーへの招待」(開拓社)を借りてきてここ数日はパラパラと読んでる。英語学習を手助けする本だが、文法書ではない。田中茂範の「HAVE空間」という有名な考えがわかりやすく記されている。以下は田中と佐藤の考えをオイラなりに解釈したものであり、使っている用語は彼らのものとは違う。

have - 何かを自分のところにもつ

田中茂範は英語の動詞 have の原義を「何かを自分のところにもつ」と喝破するけど、「ある」と表現したほうがいいんじゃないかな。「持つ」という日本語は英語の状態動詞 have とは大きく違うと思う。"A has B" は「AのところにBがある」ということだ。「Aのところ」が田中の言うHAVE空間。

  1. She has many clothes.
    たくさんの服が彼女のHAVE空間にある。
  2. We have a lot of rain in June.
    6月の多雨が we のHAVE空間にある。
  3. I have lost my bag.
    「バッグをなくした」(lost my bag) という出来事が私のHAVE空間にある。
  4. I'll have him pick you up.
    「彼が君を迎えに行く」(he picks you up) という状況が私のHAVE空間にある。
  5. You have to repair the radio.
    前置詞 to の原義は「到達先」「向かい合う」。
    to + 動詞の原形」は「ある行為に向かう」ことをほのめかす。動詞の直前に前置詞 to を加えることによって、ある行為を「予定にあること」「既定のこと」とすることができるわけだ。"have to VERB" の形に「当然のことである」という感覚が誕生したのにはこういう背景があったと思われる。
    「ラジオの修理」(repair the radio) という状況が既定のものとして you のHAVE空間にある。

当ブログでは何度も言及しているけど、「所有の have」「完了の have」「使役の have」を区別して英語をしゃべっているネイティブなどいない。「have の直後に to と動詞の原形が来ると『義務』『必要』の意味が生じる」なんて考えてる者など一人もいない。上記5個の例文の have は彼らにとって全く同じ have である。havehave なのだ。

動詞 give にまつわる嘘と本当

「"He gave me some money" は "He gave some money to me" と言い換えることができます」という嘘を広めている自称「英語の専門家」たちがウヨウヨいる。残念ながら言い換えることは許されない。以下、論証。

give - 自分のところから何かを出す

"She gave a cry." (叫び声をあげた) という表現がある。give の意味を「与える」と丸暗記してきたオコチャマたちにとって非常に居心地が悪い例文だ。しかし give に「与える」という意味なんてもともとない。原義は「自分のところから出す」。

  1. John gave his coat to the hotel clerk.
    コートをホテルの従業員に預けた。
    ホテルの従業員がコートを自分のものにしたわけではない。
  2. I gave some money to him.
    彼にお金を渡した。
    「彼がお金を自分のものにした」ことを意味するわけではない。「渡した」だけだ。

give (SVOOの形) - 自分のところから何かを出し、何者かにそれを have させる

田中茂範が「HAVE空間」などというおおげさなことばを多用するのにはそれなりの理由がある。SVOOの形にはHAVE空間が隠されているのだ。

  1. John gave the hotel clerk his coat.
    コートをホテルの従業員に与えた。
    ホテルの従業員がコートを自分のものにしたこと (The hotel clerk had the coat) がほのめかされる。
  2. I gave him some money.
    彼にお金を与えた。
    彼がお金を自分のものにしたこと (He had some money) がほのめかされる。

SVOOの形をとれる動詞は他にもある。open はSVOOの形をとらないとされているが、そんなことはない。

  1. Open me a can of beer. (ビールをあけてくれ)
    "I have a can of beer" がほのめかされる。
  2. Open me the door.
    "I have the door" がほのめかされる、と解釈すると変だ。ゆえにこの例文は不自然。
  3. Tommy told his co-worker his story. (同僚に話をした)
    "his co-worker had his story" がほのめかされる。
  4. My dad ordered me one beer. (父は私にビールを1杯頼んでくれた)
    "I had one beer" がほのめかされる。

SVOOの形に隠されているHAVE空間を発見できれば、
Give me a break. (ちょっと待ってくれ)

Give a break to me.
と言い換えることができない理由が明確になる。
"Give me a break" は "I have a break" を暗示する。しかし "Give a break to me" は "I have a break" を全く暗示しないから不自然に聴こえるのだ。

「SVOOの形にはHAVE空間がある」とする田中茂範の考えは「SVOOの形をとる動詞には『受け渡し』の感覚がある」と主張する大西泰斗のそれに通じるところがあるんだけど、どっちの説明のほうが論理的かは何とも言えないな。

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亀井大臣と記者クラブ制度

亀井静香郵政・金融担当相が記者クラブ制度のあり方について波紋を投げかける行動。

いわゆる「モラトリアム法案」をめぐる言動など、鳩山政権の台風の目となっている亀井静香郵政・金融担当相が「記者会見のオープン化」についても大きなアクションを起こした。記者クラブに対して会見開放を呼びかけたものの断られたため、自ら会見を開くという行動に出たのだ。

記者クラブに開放断られて 亀井氏「もうひとつの記者会見」断行 : J-CASTニュース

これについて読売新聞は「外務省方式のようにすべての記者にオープンにすると、会見の円滑な運営に支障が出る恐れがある」と言うけど、これが詭弁以上のなにものでもないことは誰でもわかる。「会見の円滑な運営に支障が出る」といっても、それは「記者クラブ主導の会見」に支障をきたすだけの話だからだ。

ネットでは、「いいぞ、もっとやれw」みたいな反応が多いけど、そうでない人もいる。

「もう一つの記者会見」を開くのが質問される大臣の気分に左右されてる時点でこんなの凄くもなんともねーよ。大臣が自分の都合の良い時にだけ前に出ますと言ってるようなもんじゃねーか。
2009/10/07

はてなブックマーク - Scott's bookmark - はてブコメント。

この id:ymScott さんの指摘は鋭い。おっしゃるとおり、亀井大臣のやり方では、政治家が自分の都合のいいときだけ会見を許し、都合の悪いときは会見を拒否する抜け道になりうるからだ。でも、記者会見ってそもそも何だろう。

大臣が自分の都合のいいときだけ会見を開くのはさすがに賛成できない。でもそれはそれ。イエロージャーナリズムが芸能人を追っかけまわすみたいに、政治番記者も会見とか取材を拒否する大臣を追っかけまわせばいい。政治家には取材されることを拒否する権利がある。プレスには政治家を追っかけまわす権利がある。権利と権利のぶつかり合いを穏便に解決するための制度として記者クラブは機能してきた。でもいったん原点に戻って、

「大臣、コメントをお願いします」
「断る」
「なんで取材を拒否されるんですか、大臣。答えてくださいよ」

みたいにやればいいんだよ。押尾学みたいにダッシュで逃げる大臣。それをヘリで追いかけるプレス。これは絵になるぞ。もともとジャーナリズムってそういうのが原点じゃね?

smart.fmとyapprが有料化

smart.fmがプレミアムサービスを正式に発表

英語学習などを中心とする総合学習サイト smart.fm がかねてから言われていた有料化のスケジュールを発表したね。新装は10月下旬だよ。
blog - Japan - Smart.fm Blog - Smart.fm - 【Smart.fm】が変身します☆

具体的な未来図。

  • 新しいリスト作成機能
    よりシンプルで使いやすいリスト作成機能
  • プレミアムサービス
    プライバシーコントロール機能、プライベートゴール機能、学習進捗情報グレードアップ
  • アチーブメント(仮名)
    コミュニティー内での活動に対するソーシャル・ランキング
  • レーダー(仮名)
    コンテンツおすすめ機能
  • ドック(仮名)
    サイト上どこからでもアイテムを集めることができる機能
  • グループ
    共通のゴールや興味のあることを中心にしたグループ機能、グループランキング、グループ内外でのコンテスト

私企業だからどこかで稼がないといけないのはわかる。高品質なリスト(教材)にはカネを払ってもいい、と言う人もそれなりの数があるはず。しかし通常のSNSなら無料でやれるプライバシーコントロール (privacy control) がプレミアムですか、そうですか。SNSが目的でsmart.fmあるいは旧iKnow!を始めた人はあまり多くないと思うけどね。

果たして10月下旬以後どれぐらい利用者が残るか。会員は現在56万人ぐらいだけど、「これを年内に500万人にする」の公約達成は難しくなったと思うよ。アメリカでFacebook専用アプリを大々的に宣伝してるけど、まさか2億5千万人のFacebook利用者がどばーっとsmart.fmにやって来るとは思えないんだよね。

いつのまにかyapprが有料化してた

英語の学習といえば、ちょっと前まで大きな話題になってた yappr。ここが既に完全に有料化している。

yapprの会員申し込み

yapprの会員申し込み

どうやら8月の時点で有料になったみたい。かつては(といっても今年の1月ごろ)「これはすごい」と言ってた人たちがウジャウジャいたんだけど、そのわりには「有料化されたよ」という声が日本ではあまり聞こえてこない。結局あの人たちは英語の勉強が続かなかったんだろうね。

yapprにちょっとだけ似ているかもしれない学習教材がオーストラリアのテレビ局のWebサイトにあった。
Australia Network - Living English

スクロールバーだらけのデザインに閉口する。でもドラマ仕立てのショートストーリーがなかなか面白い。transcriptと動画のポッドキャストがある。万が一smart.fmにさよならを言うときが来たらここに避難しようかと。

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単数形のthey、曖昧なthey

男性と女性を区別できないときに用いられる they, their, them は単数形として扱ってもよい

誰しも「theyit, he, she の複数形です」と学校の英語の授業で教わったはず。しかし they, their them が単数形として扱われることがある。これらは性に対して中立になりうる。よって性が明らかでない場合、これらが用いられる傾向がある。先日smart.fmの自分のホームページをなにげなく見ていたとき気づいた。

smart.fm に表示されてるオイラのstatus
ArtSalt updated their status

Singular "their" in Jane Austen and elsewhere: Anti-pedantry page によると、

  • 昔の英語では "Everybody loves his own mother." という形をとった。
  • 14世紀に入って、"Everybody loves their own mother." という形が見られるようになった。their を単数形として使う文学者や学者はこの時代に非常にたくさんいた。
  • 18世紀以後、厳格な文法学者が禁止してきたにもかかわらず、単数形の their は口語でも文学でも用いられてきた。
  • he, she を共に言い表すものとして it を推挙する文法学者もいた。
性を曖昧にするときに使われるのは所有格 their だけではない。主格と目的格 (they, them) も同様。下の例の they は形の上では複数形であり、後続する be も複数形に応じる are に屈折しているが、they の意味するものは明らかに単数である。その証拠に are に続くのは children ではなく a child である。
Everybody loves toys when they are a child.

これが14世紀以前だったら "Everybody loves toys when he is a child." という形をとっていたはず。西暦2100年ごろには "Everybody loves toys when they is a child." という形が市民権を得ているとオイラは予想するけど、さて、どうなるか。

誰を指しているか判然としない they がありうる

中学生のとき "They say that..." という表現を習った。「~だそうだ」という邦訳で知られる。これを使うのが苦手だ。「彼らが言うには…」と解釈されてしまわないだろうか、という不安があるからね。英語のネイティブは "they say that..." と聞くたびに「『~だそうだ』なのか?『彼らが言うには…』なのか?」と悩まないのかな。

they, their, them の感覚を日本語でとらえるのは容易ではない。

they
一般の人々, 世人;(話者の属していない一団の)人々;当局, その筋の者たち
They say we shall have a hard winter.
今年の冬はきびしいということだ
They speak Spanish in Mexico.
メキシコではスペイン語を話す(▼Spanish is spoken in Mexico. よりくだけた言い方)
They sell rice at that store.
あの店では米を売っている.
Yahoo!辞書 - they

FMLで見つけた例。

Today, my airline lost my luggage when I flew back from France. They also lost my luggage when I flew to France. FML

On 02/04/2009 at 8:54am - misc - by Dr. Jack (man) - United States (California)

FML: my airline lost my luggage when I flew back from France. They also lost my luggage when I flew to...

2番目の文章に they が来る。これは "my airline" (航空会社) を指している。こういう英語をさらりと言うのは難しい。オイラだったら they じゃなくて it を使ってしまうだろう。it でも間違いではないけど。

they は日本語で言う「当局」をほのめかすことがある。たとえばTwitterに不満があって、あれを管理している人たちの悪口をどっかのフォーラムでぶちまけたけりゃ、こう言えばいい。
Twitter sucks. I can't believe that they have long been leaving such a serious bug unsolved.
スタッフの連中がこれほど深刻なバグをずっと放置しているのは信じがたい。氏ね。

日本語だと「スタッフ」とか「運営」という語彙を選ぶだろうね。英語では they で通じるんだよ。

they が指すものは明確だとは限らない。ここでとりあげた they は「仮主語」として使われる it の役割に似ている。

結論

  • they, their, them の指し示すものは原則として「複数のもの」だが、「性を問わない単数のもの」を受けるものとして使用する人が増えている。単数形として使っても不自然だと思う人は少なくなりつつある。
  • they, their, them は「漠然とした複数の人たち」を指す代名詞になりうる。"They sell rice at that store." (あの店では米を売っている) などのような事例にはいわゆる「仮主語」として使われる it と似た「曖昧な主語」の感触がある。

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