ArtSaltのサイドストーリー

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casualの落下、cataractの瀑布

英語の "casual" が「カジュアル」という意味になるのはなぜか

Flash News : DAILY YOMIURI ONLINE (The Daily Yomiuri) で出くわした casualty ということば。恥ずかしながら casual に「偶然」「不慮」という意味があるとは知らなかった。よって casualty は「不慮の事故」「犠牲者」と翻訳される。

A senior official in Pakistan's Lahore said a large number of casualties are expected after a suicide attack Wednesday on a police department in the city.

casual は「形式にとらわれない」という意味で使われることが多く、「カジュアル」ということばも既に日本語として定着しているけど、「偶然」「不慮」「即席」「思いつき」「臨時」のほうが原義に近いらしい。Online Etymology Dictionary によると、case と語源を同じくする。

「偶然」を意味する casual がどのようにして「形式にとらわれない」という意味を後年になって獲得したのか。英語教育で飯を喰っているほとんどのゴミWebサイトがこの件に関してまともな説明をしていない。残念である。

某病院のWebサイト内のページにその答えがあった。この説明なら納得。

カジュアル(casual)という言葉がある。服装でカジュアルといえば「気取らない」「くだけた」といった感じ。英語のcasualの本来の意味は「偶然の」。取り繕うのでなく、何気なく選んだらそうなった、のようなニュアンスのある言葉のようである。

健康だより - 岡谷会 奈良市 特定医療法人】

「白内障」と「偶然」の綴りが似ているのは偶然ではない

白内障に関する下記のページは優れた解説。casecasual の語源をラテン語とギリシャ語までたどっていくと、catastrophe(大惨事)、catalogue(カタログ)、cataract(白内障)とのつながりに気づく、という話。

<cascade>(キャスケイド)も(滝)を意味する語だが、とくに「小さな滝、別れ滝、段々滝」のことをいう。園芸用語では、その形状から、「(菊などの)懸崖作り」の称でもある。俗ラテン語の<casicare>(落ちる、起こる)が語源で、イタリア語の<cascata>(落下)を経て英語に入った。同源語には、<case>(事例)や<casual>(偶然の)がある。

さらに、<cataract>(キャタラクト)という語もあって、これは「大滝、瀑布、奔流、豪雨、洪水、など」を意味する。ギリシャ語の<katarraktes>(滝)が語源で、ラテン語を経て中英語に入ったもの。そして、これが医学用語で「白内障」をさす語なのである。

ギリシャ語<katarraktes>は、<kata(下へ)+rakt(強打する)>が原義だ。<kata>が起源の語には、<catastrophe>(下へ覆る⇒大災害、悲劇的な結末)や<catalogue>(上から下まで完全に述べる⇒列挙、目録)がある。このギリシャ語には、ほかに、「(城門の)落とし格子」の意味があった。これが転じて、城門の格子を落として入口を塞ぐように、視野が塞がれてしまう病気の呼称になった、と語源辞典に説明がある。

白内障 - Takasho's Hermitage】
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