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各社の英和辞典の語源欄を比較

研究社、小学館、講談社の英和中辞典を比較

また英和辞典を買ってしまった。講談社の「英和中辞典」。近所の古本屋で500円。

わが家にある3冊の英和辞典の語源欄を比較した。

  • 研究社「新英和中辞典 第4版」、岩崎民平、小稲義男、1977年
    この第4版はもちろん最新版ではない。最新は第7版。
  • 小学館「プログレッシブ英和中辞典 第4版」、國廣哲彌、安井稔、堀内克明、2003年
    最新版。
  • 講談社「英和中辞典」、川本茂雄、岡田秀穂、森常治、森田貞雄、1994年
    15年前に発行されたものだけど、これが最新版。本日(2009年07月13日)の時点で改訂版はない。
 研究社「新英和中辞典 第4版」小学館「プログレッシブ英和中辞典 第4版」講談社「英和中辞典」
giddyOE = mad(null)< OE, gidig (神にとりつかれた→) 気が狂った
headOE古英語 hēafod, ⇒ ラテン語 caput, ドイツ語 Haupt< OE, hēafod < Gmc.
interveneINTER-, vene (L = come; ⇒ CONVENE) ; > INTERVENTION n.ラテン語 intervenīre (inter- 間に + venīre 来る = 間に来る). ⇒ VENTURE, CONVENTION< L. inter- + venir 来る ; → √ven-
matterAF ← L = timber, stuff; > MATERIAL a.ラテン語 māteria (物質), ⇒ MATERIAL< OF. < L. materia 材木, 物質 < mater 母
purportAF, pur- (= forth; ⇒ PURSUE, PRO-), -port (L = carry; ⇒ PORTABLE)(null)< AF. pur- 前へ + porter 運ぶ < L.
sacrificeF ← L, sacri- (= SACRED), -fice (= make; ⇒ -FY); > SACRIFICIAL a.古フランス語 ← ラテン語 sacrificium (sacere 神聖な + facere なす + ium 名詞語尾). ⇒ SACRED, SACRAMENT< OF. < L. sacer, sacred + facere する; → √sac(e)r-, √fac-
syncopate(null)(null)(null)
tokenOE古英語 tācen (印) ⇒ TEACH< OE. tāc(c)n < Gmc. ; teach と同語源
weakON ; > WEAKEN v.(null)< ON. veikr < Gmc.

結論 — 語源は講談社「英和中辞典」が最強

総評。

研究社「新英和中辞典 第4版」
この3冊の中では説明が比較的あっさりしてる。head の説明が "OE" だけっていうのは寂しい。フランス語系、ラテン語系にとどまらずゲルマン祖語由来の語彙まで幅広く網羅している点は高く評価できる。近年の版は語源解説をバンバン減らそうとする傾向が見られ、甚だ遺憾である。
小学館「プログレッシブ英和中辞典 第4版」
フランス語またはラテン語由来のものに関しては説明が非常に充実している。近年よく売れている英和辞典の中では語源の解説がもっとも優れているのは間違いない。しかし上記テーブルに示したように、giddy, purport, weak の記述が欠けるなど、ここで比較している3冊の中では語源解説を許された語彙の数がもっとも少ない。
講談社「英和中辞典」
上述したように、head の説明が "OE, hēafod < Gmc."。すなわち古英語の形が一目瞭然。重要な語根にはルートのマーク を付け、巻末の語根表で解説。3,000円から5,000円ぐらいで買える現在入手可能な英和辞典の中ではおそらく最強。

語源欄をニヤニヤしながら読む人は少数派だろう

古本屋の書棚で隣りに並んでいたのが旺文社の「新英和中辞典」。ざっと立ち読みした程度だけど、こちらも語源の説明が非常に素晴らしいようだ。1,000円ぐらいの値だったら買おうかな。

その旺文社の「新英和中辞典」が1999年版だった。これが最新版で改訂版がない。おととい買った講談社の「英和中辞典」の最新版が1994年版。第2版はいまだに出ていないから15年前のこれがいまだに最新版である。つまり語源欄が充実した英和辞典はあまり売れなかったと思われる。

売れる英和辞典をつくるために出版社が選んだ戦術は語源を詳述した辞典の改訂を断念し、類義語の比較とオコチャマ向けの文法解説のスペースを増やした辞典を新たに出版することだった。研究社が編集している各種英和辞典を見てるとそれが手に取るようにわかる。

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