ArtSaltのサイドストーリー

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女王エビと働きエビの生態

asahi.com(朝日新聞社):エビの世界にも「女王」いた 米の学者発見、働きエビも - 社会」を読んでこの不思議な真社会性テッポウエビのことをインターネットで調べた。

動画
YouTube - Social Shrimps

真社会性エビを写真で解説したPDF。
Social shrimp (Crustacea: Decapoda: Alpheidae: Synalpheus)

テッポウエビの絵

テッポウエビの写真

テッポウエビの写真

神戸賞を贈られるウィリアム・アンド・メアリー大学バージニア海洋科学研究所のエメット・ダフィーさん (Emmett Duffy) が2005年に書いた論文。
Coordinated group response to nest intruders in social shrimp

この論文を以下にざっとまとめた。

  • 真社会性テッポウエビは現在 Synalpheus regalis, Synalpheus "rathbunae A", Synalpheus brooksi, Synalpheus chacei, Synalpheus filidigitus の5種が確認されている。
  • Synalpheus の体長は5-10mm。熱帯の海綿の水管のみに棲息する。
  • コロニーの中に1匹ないし数匹の産卵可能な雌がいる。それ以外は彼女たちと血縁関係がある、生殖に関与しない個体であり、数十匹から数百匹いる。
  • 産卵可能な雌は他の個体よりもかなり大きな体をしている。
  • snapping shrimp (テッポウエビ) が鋏をすばやく閉める行為を "snapping" と呼ぶ。これによって強力な水流とパチンパチンという大きな音が発生し、接近した敵にこれが向けられる。
  • コロニーに侵入者が現れると歩哨エビが単独で鋏をパチンパチンと鳴らす。侵入者が退散しなければ歩哨はsnappingを継続してコロニー内の他の個体のsnappingを誘発する。これによってsnappingが集団で行われるようになる。侵入者が退散するまでこれが続く。
  • snappingは侵入者が現れたときだけ見られる行為ではなくふだんから見られる。しかし侵入者が現れたときのsnappingには特徴があり、その回数と持続時間がいつもよりも増え、コロニー内の個体によって一斉に行われる。
  • コロニーに侵入者がやって来ても社会性エビは集団でそれを襲うことはしない。組織的なsnappingの目的は「この海綿では既に共同体が防衛する準備を整えている」と侵入者に警告するであろうと思われる。
  • 組織的なsnappingの目的は、社会性エビが集団で侵入者を攻撃することではないし、コロニー内の他の個体に「隠れろ 」というメッセージを伝えることでもない。これは、組織的なsnappingが行われている間または後、女王も年少の個体も動かないことから証明できる。
  • 組織的なsnappingの目的は侵入者に対する警告であろうと思われる。それは、この現象が侵入者がコロニーに現れたときだけ起きること、そして歩哨エビのsnappingが侵入者撃退に失敗したときだけ組織的なsnappingが起きることから証明できる。
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