ArtSaltのサイドストーリー

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6000年前のヨーロッパで既にスパイスが使われていたらしい

新石器時代の黎明期。今からおよそ6000年前のヨーロッパ。すなわち人類が狩猟採集生活から農耕に移行し始める時期のヨーロッパ。これまでの説ではこの時期の人類が狩猟採集する食べ物はもっぱら栄養価があるものだけとされていたが、その説をくつがえすかもしれない発見があった。それは何かというと、この時代のヨーロッパ人は栄養がほとんどない食べ物であるスパイスを料理に使っていたらしい、ということだ。けっこう重要なニュースだと思うのだけれど日本語圏のWebサイトでは全く取り上げられていないようなので紹介しとく。

論文を翻訳するほど暇ではないので一般の人向けに書かれたBBCの記事を中心にざっと紹介しておく。以下は "BBC News - Prehistoric Europeans spiced their cooking" と University of York のWebサイトの記事 "Researchers reveal hunter-gatherers’ taste for spice - News and events, The University of York" を元にしたまとめである。オイラは専門家ではないので勘違い部分もあるかもしれない。

Garlic mustard

  • デンマークとドイツにまたがる地域で見つかった6,000年前の焼き物の破片にガーリック・マスタード(garlic mustard. アブラナ科のハーブ。学名: Alliaria petiolata )の痕跡が残っていることがわかった。このスパイスは肉と魚の脂肪分と一緒に見つかった。ガーリックマスタードにはほとんど栄養がないことから食べ物に香りづけするために用いられたと見られる。
  • この発見をしたのはイギリスのヨーク大学 (University of York) のドクターであるヘイリー・ソール (Hayley Saul) さん。彼女によれば、これはスパイスの使用としては西バルト海沿岸地域で最も古い。
  • ガーリックマスタードの種子は5,800年から6,150年前の焼き物の破片の内側に炭化してこびりついていた。この時代は中石器時代から新石器時代に相当し、狩猟採集から農耕に移行する時代である。炭化した堆積物にはシリカ(silica, 珪石、植物化石)があり、これで植物を同定できる。炭化した少量の剥離物から発見された植物がガーリックマスタードであることは植物化石からわかった。この植物化石は焼き物の外側よりも内側に多く残っていることから調理として使われたと見られる。
  • 今回の発見によって「狩猟採集民は栄養がある食べ物だけを探し求めていた」という従来の説に見直しが迫られるかもしれない。
  • 食べ物に香りづけするという営みは中東ではヨーロッパよりもはるかに早くから行われていた可能性がある。「イスラエルの洞窟から23,000年前のコリアンダーが見つかっています。でもそれがどう使われていたかはよくわかっていません」とソールさんは語っている。
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とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!
2013/10/05(土) 13:21:17 | URL | 履歴書 #-[edit]
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