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英語の文法、七つの間違った神話

もう1ヶ月ぐらい前(2015年3月18日)の記事だけど "7 grammar myths you learned in school | OxfordWords blog" (学校で習った7つの文法神話)という興味深い記事を最近読んだのでざっと紹介。翻訳ではない。

誤解があると困るので少し言っておくと、ここで言う神話は話し言葉ではなく書き言葉に関する神話だと思う。

ここで紹介されている7つの間違った神話
文は前置詞で終わってはいけない
文は接続詞で始まってはいけない
二重否定は文法違反である
不定詞の分離は誤りである
文は hopefully で始まってはいけない
受動態は使われるべきではない
人間以外のものに whose を使うのは間違い

Oxford Dictionaries


1. 文は前置詞で終わってはいけない (You can’t end a sentence with a preposition)

前置詞というのは of, in, after, over, between などを言います。

この神話を厳格に守っている堅苦しい例。

  1. He told her that there was nothing of which to be frightened.
  2. Paid for the house had not been.

普通はこうです。前置詞で終わってもよいのです。

  1. He told her that there was nothing to be frightened of.
  2. The house had not been paid for.

2. 文は接続詞で始まってはいけない (You can’t start a sentence with a conjunction)

接続詞というのは when, if, although, so, but などを言います。

この神話が正しいとする人たちは下のような but の使い方を文法違反と考えます。

Lucy was really busy. But she got the place anyway.

しかし

Julia has gone without saying good-bye. But why?

のような効果的な使い方もあるので一概に文頭の接続詞を禁止するのは間違いです。この神話は文法の決まりごとというより文体の好みでしょう。

3. 二重否定は文法違反である (Double negatives are always ungrammatical)

二重否定とは "I don’t have nothing for you." などを言います。

会話では頻繁に使われますが、書き言葉で使用するのはいけないことでしょうか?

  1. I could help him
  2. I couldn’t not help him.

上記2例は結果としてほとんど同じ意味です。しかし後者には "I strongly felt I should help him." という感触があります。こういう二重否定は文法違反ではありません。

4. 不定詞の分離は誤りである (Splitting infinitives is a mistake)

前置詞 to の直後に動詞の原形を置いたものを「to不定詞」と呼びます。 to と 動詞の間に副詞などが割り込んでいる形を分離不定詞と呼びます。

  1. She used secretly to admire him.
  2. She used to secretly admire him. (副詞 secretly が to の直後に割り込んでいるので不定詞が分離している)
  1. You really have to watch him.
  2. You have to really watch him. (副詞 really が to の直後に割り込んでいるので不定詞が分離している)

副詞の位置を変えることで意味を少し変えることができます。ですから不定詞の分離は文法違反ではありません。

You really have to watch him.
彼を見守ることが非常に重要だ。
You have to really watch him.
彼をしっかり見守らなければいけない。

5. 文は hopefully で始まってはいけない (You can’t start a sentence with hopefully)

hopefully, thankfully などで始まる文があります。

Hopefully, planning delays will be minimal.

hopefully で始まる文は文法違反ではありません。ただしこれを違反とみなす人がたくさんいるのにはそれなりの理由があります。

hopefully は本来 "in a hopeful manner" という意味です。20世紀後半になって文頭に置かれる形が散見されるようになり、 "it is to be hoped that..." という新しい意味を獲得しました。後者の機能を持つ副詞を難しい専門用語で「文副詞」または「文修飾副詞」 (sentence adverb) と呼びます。 hopefully を文頭に置くのを文法違反と考える人たちが多くいるのは、文頭に置かれる文修飾副詞としての地位を得たのがこのように近年のことだからかもしれません。

理由は他にもあります。 "it is that..." の形にできないからです。そこが sadly, fortunately など他の副詞と明確に異なる点です。

比較してみましょう。

  • Sadly, her father died last year. - correct
  • It is sad that her father died last year. - correct
  • Fortunately, he recovered. - correct
  • It is fortunate that he recovered. - correct
  • Hopefully, planning delays will be minimal. - correct
  • It is hopeful that planning delays will be minimal. - incorrect

6. 受動態は使われるべきではない (The passive voice should not be used)

(元記事の The passive voice should not be used という表現に注目。もちろんこれは言葉遊び)

英語教師が受動態をなるべく使うなとアドバイスしたとしても受動態の使用は全く問題ありません。

  1. Spain beat Brazil in the final match.
  2. Brazil was beaten in the final.

#1には 1) スペインが勝った, 2) ブラジルが負けた, 3) 決勝で, という情報があります。それに対して#2は「スペインが勝った」という情報が欠けています。言い換えると、後者の受動態は「勝者は誰か」以外の情報に焦点を絞った表現と言えます。

7. 人間以外のものに whose を使うのは間違い (You cannot use whose to refer to things)

全く問題ありません。仮にこの神話が本当に正しければ以下のような硬い表現にならざるをえません。

Gasping for breath, they reached the row of houses, the gardens of which led onto the park.

普通はこうです。関係詞 whose で始まる節は人間ではないもの houses を修飾できます。

Gasping for breath, they reached the row of houses whose gardens led onto the park.

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