ArtSaltのサイドストーリー

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走れば脳細胞が増える

最近明らかにされた研究によると、走ることで脳の細胞が増えるらしい。これを知って走ることを決意した。今のところ毎日走ってるよ。雨の日は原則として休むけど。

jogging woman
Courtesy of Wikimedia Commons

最近ジョギングというかランニングを始めた。おかげで体調が良くなった。走ることによって自分の身体にどんな変化が起きたか。具体的に箇条書きしてみる。

  • 大腸の調子が良くなった。
    以前から謎の腹痛があったんだけど痛みが緩和した。
  • 寒さをあまり感じなくなった。
    冷え性で寒いのが苦手なんだけど、走ったあと数時間は体が温かいので冬でも半袖ですごせる。
  • 無駄な食事が減った。
    運動をすれば食欲が増す。普通に考えれば食事の量が増えるはずだ。しかし実際に起きたのは食べる量の減少だった。以前は大して体を動かしていないのに何となくスナック菓子などを食べていた。自分の場合どんなに食べても太らない体質なんだけど食べすぎが消化器官に負担をかけることは間違いない。しかし走ることによってある種の快感が得られ欲望が満たされるので食欲が抑えられる。このため無駄に食べなくなるのだろう。
  • お酒の量が減った。
    これは無駄に食べる量が減るのとおそらく同じ理屈。走ることで快感が得られるのでアルコールによってハイになる必要性が薄れるわけだ。
以下は1ヶ月ほど前の New York Times のブログからの抜粋。
Which Type of Exercise Is Best for the Brain? - The New York Times

ある種のエクササイズは他のエクササイズよりもはるかに脳を増強することがラットを使った実験でわかった。これは、ランニング、ウェイト・トレーニング、高負荷のインターバル・トレーニングなどさまざまなタイプのエクササイズが神経にどのぐらい効果を及ぼすかを比較した研究だ。その結果驚くべきことがわかった。ハードなトレーニングは長期間にわたる脳の健康にとって最善ではないかもしれないのだ。

ここで言う「ハードなトレーニング」とはウェイト・トレーニングとかインターバル・トレーニングのようなもの。短時間に強い負荷を与えるタイプの運動。

エクササイズは脳の構造と機能を変える。動物と人間を対象にした研究によれば、体を動かすと脳の量が増え、灰白質の中にある加齢に関係する損傷 (age-related holes in the brain's white and gray matter) の数と大きさが減少する。

またエクササイズはおそらく最も明瞭な形で成人の神経の形成を促す。既に成熟した人であっても新しい脳細胞が作られる。動物を回し車やランニング・マシーン (running wheels or treadmills) に乗せた実験によれば、運動をする動物の海馬(脳の中で学習と記憶を司る部分)では新しい神経細胞の数が運動をしない動物の2倍または3倍になった。人間の海馬でも同様の結果が出るだろう。

以前は「大人になると脳細胞はもう増えない。減る一方だ」と言われていたような気がするけど、最近はその説が覆されているんだね。知らなかった。脳の細胞は増やすことができるのだ。希望を持とう。

エクササイズと神経形成に関する過去の研究は当然のことながら長距離のランニングに注目してきた。研究室の齧歯類たちは常日頃走り回っている。しかし走る以外のエクササイズが同様に彼らの神経の形成を促すかどうかはこれまで未解明だった。この未解明の謎はウェイト・トレーニングやインターバル・トレーニング(間隔を置いて高負荷をかけるトレーニング)などの人気が高まる中で興味深い問題になっていた。

この新しい研究のためにフィンランドのユヴァスキュラ大学 (University of Jyvaskyla) などいくつかの組織の研究者たちは成熟した雄のラットを大量に準備した。新しい脳細胞ができるとその部分に印を付ける作用がある成分をラットに注射し、彼らを様々なトレーニングをさせるグループに分けた。運動を一切させないグループも比較のため用意した。

あるグループのラットにはケージの中に回し車が用意された。これによって思いのままに走ることができる。個々の走行距離は異なるもののほとんどのラットは毎日数マイルのジョグをおこなった。

別のグループのラットには筋力トレーニング (resistance training) をやってもらった。このトレーニングでラットは尾を使って壁をよじ登る。

また別のグループのラットには高い負荷を与えるインターバル・トレーニングを課した。ラットは小さなランニング・マシーンに乗せられ非常に速いペースで3分間スプリントしなければならない。これが終わると2分間ゆっくり走る。さらにもう2回この一連の動きを繰り返す。トータルで15分間走ることになる。

簡単にまとめると、この実験は -

  1. ランニングのような長時間に弱い負荷をかける運動
  2. ウェイト・トレーニングのような短時間に強い負荷をかける運動
  3. インターバル・トレーニング(ゆっくりと走るのではなく間隔を空けて全速力で走るので#1とは違う)
  4. 全く運動をおこなわない

- を比較するわけだ、ラットを使って。

これらのルーティーンは7週間おこなわれ、その後ラットの海馬から脳組織を取り出し、顕微鏡を使って観察した。

その結果わかったのは、どのような運動をやったかによって神経の発達が明確に異なるということだ。

ランニング・マシーンでジョギングをおこなったラットには神経形成に飛躍的な向上が見られた。彼らの海馬組織には新しい神経細胞がびっしりと詰まっており、全く運動をしなかったラットとの違いは明白だった。長い距離を走れば走るほど多くの新しい細胞が脳の中に作られた。

高負荷のインターバル・トレーニングをやったラットの脳に作られた新しい細胞はそれよりもはるかに少なかった。運動をやらなかったラットに比べればいくぶん量が増えたものの長距離走行のグループに比べるとはるかに量が少なかった。

そしてウェイト・トレーニングをおこなったラットは実験の終わる頃には非常にマッチョになっていたものの認識できるほどの神経の増大が見られなかった。彼らの海馬組織は全く運動をやらなかったラットとまるっきり同じに見えた。

もちろんラットは人間ではない。しかし今回の発見が示唆するものは非常に刺激的である。この研究をおこなったユヴァスキュラ大学のミリアム・ノキア氏 (Miriam Nokia) は「持続的なエアロビック・エクササイズは人間の脳の健康にとっても最も効果的かもしれない」と述べている。

誤解のないように言っておくと、この New York Times のブログは「ウェイト・トレーニングのような運動には全くメリットがない。筋肉に対して短時間に強い負荷を与える運動は無意味だ」と言っているわけではない。そのようなエクササイズであっても脳細胞を増やす以外の効果が起きている可能性は否定できないからだ。

ただしハードなエクササイズが脳細胞を増やすことが確認されなかったことは事実。ジョギングとかランニングのほうが優れているわけだ。

あと個人的な経験から言うと、ウォーキングにはあまり効果がないような気がする。腕を激しく振って速く歩けば健康に何らかの効果があるかもしれないけど、普通の速度で1時間歩こうが2時間歩こうが特に身体的な変化は体感できなかった。これは2年ほどウォーキングを続けた経験から言える。

ウォーキングが効果ある人たちがいるとしたら足腰が相当弱っている老人じゃないかな。普通の人は歩くより走ったほうがいいと思う。

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