ArtSaltのサイドストーリー

音楽、フリーウェア、WEBサービス、食べものなどに関する日記。トラックバック、コメント歓迎。

Overseas (Metronome)


Tommy Flanagan / Overseas (Metronome)
recorded in Stockholm, 1957

 たまにはハードバップも聴く

ずっとウェストコースト・ジャズばかりとりあげてきたので、Googleで ウェストコースト・ジャズ をキーワードにしてWEB検索してみると、うちのブログが検索結果の上位にずらりとならんでしまった。
同じくGoogleのブログ検索でも同様の事態が …  (;^-^)ゞ

なんとなく責任感を感じてしまい、気を紛らわせる意味で、きょうはハードバップをとりあげることに。
ハードバップをとりあげてるブログは星の数ほどあるから、気が楽。私だってたまにはハードバップを聴く。

関連記事

ジョージ・タッカーの暴力的な大音量ベース
自由奔放なフィリーがいちばん

トミー・フラナガンの「オーバーシーズ」。オリジナルはスウェーデンのMetronomeレーベル。もちろんオリちゃんは廃盤屋に行けば、とんでもない値がつくと思う。

しかし、米国の Prestige Records がリリースした盤もまたなぜか高額らしい。
Prestige盤のジャケット・カバーが上の写真 (注) で、これをシャレているとみるかどうか。ようするにアルファベットの C がたくさん並んでるから、これを seas と読ませたいわけだ、カバー・アートを担当したエズモンド・エドワーズ Esmond Edwards は。
(注)
私が持ってるのは、日本のテイチクレコードがPrestige盤の意匠を使って発売したものであって、珍しいものではありません。盗難の可能性があるのだから、もしもPrestigeのオリジナルを持っていたら、
こんなところで公開したりしません (^^);


 「幻の名盤」の代名詞だったらしい
この盤が日本で発売された1970年代中ごろ、いわゆる「幻の名盤」ブームがまきおこっていたらしい。
リアルタイムでその時代の空気を味わったわけではないので、あまり詳しい話は知らないが、オリジナルのジャケット・カバーを再現したLPレコードをばんばん発売する、というやり方はこのころから始まったのだと、ある年配のジャズ・ファンのかたから教えていただいた。
ようするにそれ以前は日本のレコード会社独自のデザインでジャケット・カバーをつくることが多かったのかな?

幻の名盤は欲しい。しかし値段が高すぎて、なかなかオリジナル盤は手が出せない。かといって、ジャケット・カバーの写真やイラストレーションがガラっと変わったのではいやだ ― と思っているジャズ・ファンが多かったんだと思う。

 ― 日本のレコード会社はそういう需要に目をつけたのだろう。せめて雰囲気だけでもオリジナル盤を所有したい、という声に応えたのだと思う。

さて、このころのテイチクが復刻したレコードを中古盤の店でたくさん買ってきたが、どれもこれも音が良くない、というのが私の率直な感想。「本当にマスターテープを使ってるの?」と言いたくなるような音。

 ベースとドラムだけ聴いてた時期もあった…

しかし例外もあって、本盤つまりトミー・フラナガンの「オーバーシーズ」は抜群に音が良い。
ウィルバー・リトル (Wilbur Little) の粘っこいベース。
エルビン・ジョーンズ (Elvin Jones) のブラシからは火花が飛び散る。
世の中には、音量を上げると、耳ざわりになるだけのレコード、CDが多いが、この作品は違う。音量を思いっきり上げても、まったく耳が痛くなったり不快な思いをしない。むしろある種のエクスタシーすら感じる。
特に好きだったのがA面3曲目の Eclypso で、エルビンのブラシ・ワークとあえぎ声にたまらなくほれ込んでいた。

というわけで、この作品はベースとドラムだけ聴いていればよい ― と、かつての私は結論づけていたが、今はちょっと違う。
ピアノを弾いているトミー・フラナガンの演奏に心を奪われる瞬間もある。
たとえばB面の最後の曲 Willow Weep for Me を聴いているとき。

そろそろトミー・フラナガンをちゃんと聴こうかな、と思っているきょうこのごろ。

そうだ、思い出した。このレコード。雑誌『スイングジャーナル』が「ゴールドディスク」として最初に選定したのがこれだったという話を聞いたことがある。
Google
WWW ArtSaltのサイドストーリー
私はこのアルファベットのデザインがなんだかブルーノートのデザインを思わせて、世間一般がいうほど好印象を持っていないんです。再発のヒストリカル・シリーズでのJ.J.ジョンソンと並んでいるモノクロ写真を使ったジャケットが適度に野暮ったくて好きなんです(擬似ステですが)。
2006/10/04(水) 00:13:26 | URL | 黄石 #-[edit]
この前、シェリー・マンのブラックホークのライブ盤のことをコメントしてくださった方ですよね。ご訪問、ありがとうございます。「音楽」カテゴリの記事へのコメントは勇気づけられます。

で、J.J. と並んだ写真の盤ですか? すみません、私、それを見たことがなくて、初めて知りました。

>アルファベットのデザインがなんだかブルーノートのデザインを思わせて

ありましたね、ブルーノートでそういうのが。ジャッキー・マクリーンでしたっけ?

擬似ステレオの「オーバーシーズ」ですか … ( ´ー`)y-~~~
2006/10/04(水) 20:13:50 | URL | ArtSalt(管理人) #K.0xfTSU[edit]
Web site (optional)
Comment - Need to type CAPTCHA, an image of distorted Japanese Hiragana or Katakana afterward.
Password - Not allowed to modify your comment later if password not entered.
On secret mode?
 

http://art2006salt.blog60.fc2.com/tb.php/196-bf180513

このブログについて

最近のエントリ

カテゴリー
あわせて読みたいブログ

あわせて読みたい

最近のコメント
Internet Explorer
よりも便利です

Opera 9 - Always secure with Opera Firefoxをダウンロード!!

相互リンク