ArtSaltのサイドストーリー

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ひたむきなラッパ吹き - Stu Williamson

今回は「誰? それ」というジャズマンをとりあげます。チェット・ベイカーのことを少し書いたとき、「ジャズのトランペットはイキの良さで決まる」みたいなことを言いました。ウェストコースト・ジャズで最もイキの良かったラッパ吹きの一人はステュー・ウィリアムソンだと常々思っています。
懺悔しますが、かつての私はトランペットという楽器はあまり好きではありませんでした。ジャズ・ファンになったばかりのころは、「マイルズ・デイビスって最高だなあ」と思ってたガキでした。しかし、他のラッパを聴いても、何がいいのか、さっぱりわかりませんでした。
( ¬ _ ¬ )
たとえばクリフォード・ブラウン。
たとえばドナルド・バード。
たとえばアート・ファーマー。
たとえばディジー・ガレスピー。
「一体彼らのどこがすばらしいの?」
こういう状態でジャズを聴き続けていたら、一生ジャズのトランペットを好きにならずにいたかもしれません。あるいはジャズに飽きてしまっていたかもしれません。
"Pepper Adams Quintet" (Mode)で聴かれるステュー・ウィリアムソンのトランペットがそんな私の「迷い」「悩み」をふっとばしてくれました。
「若さ」を武器にしてラッパをひたむきに吹いています。ラッパをここまでひたむきに吹いてくれる人ってあまりいないと思います。
(/^-^)/♪
この人の経歴というかディスコグラフィーを読んでて気づいたこと。

━ ハードバップにあこがれていたんだろうな。

しかしステューの音楽家としての栄誉ははっきり言ってたいしたものではありませんでした。あまり評価されなかったんです。彼が生まれたのは1933年。ウェストコースト・ジャズのピークは1956年ぐらいで、今日紹介するペッパー・アダムズ名義のモード盤も1957年の吹き込み。当時のステューは青年というか「少年」と呼ばれてもいい年頃だったんですね。
これからいよいよ油が乗ってきて、いい演奏をどんどん披露しよう、っていうときにL.A.のジャズ人気自体が低迷してしまったのでは…
本当に不運としか言いようがありません。

しかし、このことは言いたい。このレコード"Pepper Adams Quintet"を聴いてから、私はラッパという楽器が好きになった。ステュー・ウィリアムソンをはじめとしていろんなトランペッターがお気に入りになった。このレコードと出会わなかったら、私の人生はどうなっていただろう。彼は(ジャス・ファンとしての)私の恩人なのだ。

2006年09月09日修正。
写真入れ替え。
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