ArtSaltのサイドストーリー

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巴里の午後 - 欧州とコントラバス

山下洋輔さんがかつて「ヨーロッパの連中はタイコは駄目だけど、ベースはさすがにうまい」と何かのエッセイで言ってた。『ピアニストを笑え』とかいう本だったと思う。
これを読んだ当時は「ふーん」と思っただけだが、後年になってヨーロッパの人たちの吹込みを聞いていると、「そう言われてみれば」という印象がある。
タイコの下手なヨーロッパ人の演奏は…何かあったかな? ちょっと思い浮かばない。度忘れ。逆に「こいつのベースはすごい」と、うなってしまうレコードなら、すぐに列挙できる。それを全部書くのはめんどくさいので、極めつけの一枚を。

このジャケットカバーを見て、おやっ?と思った人もいるでしょう。みんながよく知ってるのは米国Atlantic盤。ここに表示したのはオリジナルのフランスVersailles盤。Versaillesは「ベルサイユ」と読むのが普通。たしか1990年ごろM&M Enterprisesというところから復刻された。
音が無茶苦茶イイッ \(^o^)/
A面とB面ではパーソネルが少し違う。私の気に入ってるのはA面。リーダーがジョン・ルイスとサッシャ・ディステル。他にバルネ・ウィラン、コニー・ケイ、ピエール・ミシェロ。
これを最初聞いてたころはバルネの演奏にしびれまくっていた。ロリンズの系統かな。「ダテ男のテナー」というか。誰かが「J. R. Monteroseの影響を受けたのでは」と言ってたけど、他人の空似でしょ。
それから、A面一曲目のルイスのすばらしいイントロ。これだけでイッテしまいそうになる。こんなイントロはめったに聞けないよ。
コニー・ケイのドラムはいつもどおり。この人の演奏をほめるファンは少ない。私は(ry 。クロートすじの評価は非常に高いんだけどね。
ここでギターを弾いてるサッシャ・ディステルという人はのちに『エマニュエル夫人』の主題歌を歌うことになる人だとか。ブラインドフォールド・テストをやったら、「ジミー・レイニー!」と答えてしまう人がいるはず。

さて、今。
今というか最近は、ベースのミシェロばかり聞いている。彼のベースの音しか耳に入ってこないのだ、極端に言えば。B面のパーシー・ヒースも悪くはない。悪くはないが、ミシェロはヒースにない何かを音に込めている。
何て言うんだろう、音に哲学がある。彼の音を聞いていると、パリのどんよりとした冬空が目に浮かぶようだ。
ちなみに私はパリはおろか、ユーラシア大陸の大地を歩いたこともない orz しかし、そんなことはどうでもいい。
山下洋輔さんが言うには、「ヨーロッパの連中にはクラシック音楽というバックボーンがある」。それもあるかもしれない。コントラバスという楽器は古来から室内楽で用いられてきたものだから。ミシェロのベースの音に哲学とか伝統の重みを聴き取ってしまうのも、そのあたりが絡んだ話かも。
対照的に、ロックとかジャズで用いられるドラムセットはクラシック音楽から誕生したわけではないからね。でも、ドラムがうまいヨーロッパ・ジャズマンもいるんだ。たとえば…… いや、この話は別の機会に。

それにしてもブログ作りも楽ではないなあ。MSIE、Fx、Opera… 微妙に表示が違う (☆。☆)

2006年09月09日修正。
写真入れ替え。
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50年代までの欧州のドラマーは殆ど下手ばかりです。しいて例外を上げればダニエル・ユメールでしょう。また50年代に限って言えば、ベースで上手いのはこのミシュロとルイジ・トラサルディでしょう。それでもヒースはミシュロの上を行きます。欧州のベースが上手くなったのは60年台からです。またコニー・ケイのサトルなドラムの良さが判れば本物です。ミシュロについては、、、かってケニー・クラークは80年代にあるインタビューの中で「皆ペデルセン〈ニールス)についてわいわいいうが、少なくともこの時点では私はミシュロのほうが好きだ」と答えていました。ウィランはこの時点では未だ”ひなまれ美人”です。ディステルはおっしゃるとうりレイニーです。この人は以前ブリジッド・バルドーの旦那さんだったのはご存知でしょう?このジャケット写真、素晴らしい写真です。多分、エッフェル塔の向かいにあるシャイヨー宮殿から撮ったものでしょう。
2006/09/16(土) 22:33:20 | URL | swing dog Rick #-[edit]
>50年代までの欧州のドラマーは殆ど下手ばかりです。しいて例外を上げれば

おことばですが、swing dog Rick さん、vogueレーベル等でおなじみの Jean-Louis Viale はなかなかだと思いますよ。
2006/09/17(日) 22:36:00 | URL | ArtSalt(管理人) #K.0xfTSU[edit]
ズート・シムズのパリ録音、ヴィアールが他のドラマーだったら、、と残念に思ったことが何回かあります。昔イギリスの評論家も同じようなコメントをジャズマンスリーに載せていましたが、こちらの耳が悪いせいでしょう。ヴィアールの素晴らしい演奏を聴けてよかったですね。
2006/09/18(月) 05:07:43 | URL | swing dog Rick #-[edit]
コメント、ありがとうございます。
見解の相違は残念ですが、これからもよろしくお願いします。
2006/09/18(月) 09:13:50 | URL | ArtSalt(管理人) #K.0xfTSU[edit]
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