ブルーノートってJazz初心者には比較的安心して薦められますし・・・。
最近はとんとご無沙汰なんですけど、学生時代は友人の影響もあって3年位どっぷりJazz(バップ)にはまってました。
時々、ブログにJazzのことでも書こうかとも思ったりするのですが、とてもArtSaltさんには及びそうもないので遠慮しときます(^^♪
ふと、Bill Evansが聞きたくなる今日この頃のsuehiroでした。
生前の油井正一さんがかつて、「このレーベルだったら、はずれはありませんよ。どこに出しても恥ずかしくない作品ばかりです」という趣旨のことを何かの本に書かれていた。
「このレーベル」っていうのは Blue Note のこと。
でも、それを読んだとき、「そうかなあ。ハズレもたくさんあると思うけど」と思ったのは私だけではないはず。
東芝が1990年ごろ「Blue Note LP 最後の復刻」と題してリリースした20作品(契約上の理由でフレディー・レッドの2作品は発売されなかったので、正確には18作品)のほとんどを買って聴いたときも、やっぱりそんな感想を持った。
ようするにピアノ、ベース、ドラムズのリズム・セクションがあって、そこにトランペットとテナーまたはアルトが加わって(ときにはトロンボーン、ギター等が加わる)、ファンキーなハードバップを演奏する … という、よくある音楽ばかりで、気に入ったレコードは少なかった。
Blue Note は1500番台が人気あるけど、このとき東芝がリリースしたのは4000番台だった。
このときの出費はけっこうな額だったし、そのとき以来、私はハードバップそのものから距離を置くようになった。

話変わって、あいかわらず串を刺してPandoraのWEBラジオ(後注)を聴いているけど、最近少し恥ずかしい思いをした。
どういうことかと言うと、ようするにPandoraのラジオから1960年前後のモダン・ジャズが流れてきた。
(長年ジャズを聴いてると、演奏を聴いただけで、雰囲気で録音年がだいたいわかってしまう)
「たぶんピアノがソニー・クラークで、ラッパはリー・モーガン。テナーは誰だろ。ドラムはフィリー・ジョー・ジョーンズだろうな」
で、CDジャケットのところをクリックしてみたら、まったくの的外れ。
正体不明のテナーはティナ・ブルックス (Tina Brooks) 。彼が生前に残した唯一のリーダー作品 "True Blue" だった。
ピアノはソニクラじゃなくてデューク・ジョーダン (Duke Jordan) 。
ラッパはモーガンじゃなくてフレディー・ハバード (Freddie Hubbard) 。
ドラムはフィリーではなくてアート・テイラー (Art Taylor) 。
最初からまったく予想していなかったベースはサム・ジョーンズ (Sam Jones) だった。
ひとりでブラインドフォールド・テストして一喜一憂している事実はさておいて、これではジャズ・ファンとして失格だ。
おまけに、この "True Blue" っていうレコード(CDじゃなくて)を私は東芝の「Blue Note LP 最後の復刻」の1枚として以前に購入していたのだった。
後注
現在、Pandoraは米英とカナダだけのラジオと化している。串を刺せば、日本でも聴ける。
それで何が言いたいのかというと、あのころ5〜6回聴いただけで「つまんね」と判断してしまったレコード "True Blue" にこんな良い演奏が入っていたのか、とPandoraを通じて妙な感慨にふけってしまったということ。
数年ぶりにティナ・ブルックスのアルバム "True Blue" を聴いてみた。
うーむ、やっぱりつまらない演奏もある。
でも、Pandoraで聴こえてきた曲と思われる "Miss Hazel" はなかなかのでき。演奏が良い、というより、曲が良い。
B面の最後の曲(このアルバムで唯一のスタンダード) "Nothing Ever Changes My Love For You" も好きだ。ラッパのハバードが好演。やっぱり曲がいいと、演奏も良くなるのだな、と短絡的に感じ入ってしまった。
ついでに言うと、曲名も良い。書いたのは Marvin Fisher と Jack Segal.

でも、レコードをA面からB面まですべて聴きとおしたあと、強い印象を残したのはデューク・ジョーダンのピアノだった。
最初にテナーがソロをとり、次にトランペットがソロをとり、続いてピアノがソロを … というハードバップらしい決まりきったワンパターンの演奏がほとんどで、こういうところにガッカリしてしまうアルバムだけど、ピアノのソロになる瞬間に何とも言えないワクワク感を禁じえない。
デューク・ジョーダンに関しては、ベースとドラムを従えたトリオの演奏を好む人が多いかもしれないけど、私はどっちかというと、こういう管楽器をまじえた編成で聴かれる彼のピアノにたまらなく惹(ひ)かれる。
いま自分のブログの過去のエントリをぐぐってみて気づいたけど、ジョーダンのレコードを全くとりあげてこなかったんだな。
近いうちに書こう、と思ったけど、彼の名義になってるレコードってあまり持ってないんだよな …
やっぱサイドマンとして光る人か?
http://art2006salt.blog60.fc2.com/tb.php/494-5efbdbd2