無数にある英語圏のWebページを徹底的にぐぐって判明したこと。
たいていの英語学者や自称「英語の達人」たちによれば、上記の文章の解釈は「1時間後に戻るよ」だけが正しいんだけど、英語を母語とする人たちによると、「1時間以内に戻るよ」と解釈されてしまうこともあるんだって。つまり in が "within" と同義になる。
ついでに言うと、"I'll be back after an hour" だって間違いとは言えない。
"I was back in an hour" のような使用例も稀に見かける。これは "I was back within an hour" の意味と解釈されるらしい。
ここからが本題。手許の英英辞典 Longman を読む。
in について "at the end of" と書いてある。
in の原始的な意味は「何かに包み込まれる」であり、そこから「位置」「時期」の意味が派生している。
"at the end of" の意味で in を使い始めたのはたぶん米国人。当初は口語で使われるだけだったんじゃないかな。
では、なぜ in から "at the end of" の意味が派生するに至ったか。困ったことに大半の専門家はこの「なぜ」に全く言及していない。
このinの用法について、遠山顕先生は著書『英会話文法 BOOK1』で詳しく取り上げられています。同書では、「きっちりと入ったin」と名づけられた用法に分類され、【中略】
「in the long run:長い目で見ると」というのは「長い時間が経った後には」という意味ですよね。
【考えさせられたinの用法:その2 - ***英語学習現在進行形*** - 楽天ブログ(Blog)】
...ここまで見て思うんですが、遠山先生の言う「きっちりと入ったin」というのは、
「in以下を目一杯に使う」用法
と言い換えられるのではないでしょうか?
良い分析だと思うけど、何か物足りない説明。
ところが、どっこい、"after six weeks", "in six weeks", "at the end of six weeks", "in the next six weeks" ということばが頻出する Yahoo! Health の "Lose 10 Pounds in Six Weeks" っていう記事を読んでひらめいたよ♪
英語を母語とする人たちがこの問題(in が "at the end of" を暗示してしまう理由)を論じていない理由がやっとわかった。彼らにとっては自明の理であり、考察に値しないことだったんだ。
"I'll be back in an hour" を「1時間後に戻るよ」と日本語に訳すから混乱するんだ。「1時間で戻るよ」と解釈すればいい。っていうか、解釈すべき。
まわりくどい言い方をすると、「私は戻ります。そのための時間が1時間です」。
"I'll be back in an hour" means "I'll be back and the time to be back is an hour" rather than "I'll be back at the end of an hour."
このエントリは「in が at the end of を意味するのはなぜか by ArtSalt-Journal - iKnow!」からの転載です。
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